米4月雇用統計の予想(22/5/6)

日本時間2022年5月6日21時30分に発表予定です。

米4月雇用統計の予想(22/5/6)

米4月雇用統計の予想

本日は4月の米雇用統計関連の数値が発表されます。前回3月は概ね予想通りになりました。前回の相場は発表前に122円50銭付近で推移していましたが、ドル高地合いが強かった影響で@の失業率改善を材料にドル買いとなり、2時間後にはこの日高値の123円03銭までつけています。その後は皆さまご承知の通り、現在では130円台に突入しています。

今回4月は失業率で改善傾向継続、NFPは前月よりも低下予想ですが、堅調な回復見込みになっています。今週水曜日発表のADP社民間雇用者数が予想39.5万人⇒24.7万人(前回上方修正加味すると27.1万人)でしたので、予想以下の結果でしたが相場には影響を与えていません。従い、今回の予想レンジ下限の25万人程度になってもサプライズにはならないと思います。また、レンジ以下になっても過去2ヶ月の改定が上方修正されればそれを加味する必要がありそうです。平均時給は0.4%予想で相変わらずの凄い伸びになっています。まだまだ消費は堅調推移が予想されます。下図(1)を見ても大きな伸びは維持しています。
尚、FRBの3月時経済予想では、@が2022年末3.5%ですので早々達成することになります。2023年末も3.5%ですので、今後もこの辺りでの推移が見込まれます。

さて、アトランタ連銀GDPナウは第2四半期GDPで前期比年率+2.2%(5月4日現在)になっており、第1四半期GDPマイナスの影響は無さそうです。2期連続のマイナスにならないと思いますが、次回FOMC(6月中旬)までの経済指標が弱いと利上げペースが市場見込みより落ちてくることも想定されますので、発表される指標は要ウォッチになります。

今回予想

今回予想

(5月6日9時現在)

(1)平均時給(年率)青の矢印は今回予想値

(1)平均時給(年率)青の矢印は今回予想値

(黒のラインはトレンド)

(2)NFPとADPの1年間推移の比較

(2)NFPとADPの1年間推移の比較

上図はコロナ発生以降の期間で、発表された当月から1年間遡っての年間数値の比較です。例えば今回4月では2021年5月〜2022年4月、3月分は2021年4月〜2022年3月のそれぞれ1年間の集計です。概ねNFP>ADPになっています。但し、やや伸び幅が下がり(青の矢印)気味で、雇用改善が緩やかになっています。

下図はドル円の日足チャートです。流れはドル高トレンドが変わっていません。しかしながら、ドル上げが急激であった為に、〇印とほぼ同じ6連続営業日目の横這い調整をしています。昨日は3月7日底値のラインA(=128円90銭)に止められてサポートを維持しています。上値はこれまでの実体部分高値C(=130円85銭)がポイントで、今日ここを越えてくれれば、前回高値の131円25銭、そしてラインAから平行に上げたB(=133円10銭)方向が視野に入ります。逆に万一、来週以降Aを割ってしまうと前回揉み合いの下限D(=127円20銭)辺りまでの調整を見て置く必要がでてきます。

(2)NFPとADPの1年間推移の比較 2枚目の画像

(2022年5月6日10:20、1ドル=130円50銭)

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