米3月小売売上高予想(22/4/14)

本日3月小売売上高が発表されます。前回2月は予想を大きく下回りました。

米3月小売売上高予想(22/4/14)

米3月小売売上高予想

(日本時間2022年4月14日21時半発表予定)

本日3月小売売上高が発表されます。前回2月は予想を大きく下回りました。特に除く自動車ではややプラスを維持できた程度になっています。但し、下図を見ると、米国の財政政策の効果が出ており、小売の伸びは目覚ましいものがあります。今回も除く自動車は1%伸びになっています。アトランタ連銀のGDPナウでは、第1四半期のGDPが僅か前期比年率1.1%しかないので、予想通りの3月数値が加味(GDPナウは今日改訂されます)されるとやや上振れする可能性あります。但し、予想レンジはマイナスもあるので、これが出るとサプライズになりそうです。

米3月小売売上高予想

(今回予想2022年4月14日9時00分現在)

実数値ベース

実数値ベース

(青の矢印が今回予想値、黒い線は上昇トレンドライン)

前回2月分は全体で+0.3%、除く自動車で+0.2%になりました。1月の好数値(全体で+3.8%)の反動と思われます。その意味でプラスを出せたのは米経済の底力と思われます。
3月予想も全体で+0.6%、除く自動車では+1.0%ですので、予想通りの結果なら非常に好調と思われます。

下図はドル円の日足チャートです。超短期の上値と下値を見たいと思います。
3月4日の陰線を底にしてドルが急騰しています。現在はA(=123円60銭)が重要な押し目買いの分岐点になっています。そして3月11日を起点にドル上げ急騰を開始したサポートBは126円80銭にあり、既に下抜けて抵抗線になっています。このAとB間にあるもう1つのサポートは同じく3月11日を底値にしたC(=124円60銭)です。従い、現在はCとB間のレンジ、万一、Cが切れたらAまでの下値余地が広がってきます。Dは前回高値だった125円09銭で、まずCとB間内の最初のサポートになります。ここを割ってくると、CとA方向への調整入りになり易くなるので注意したいと思います。
尚、下段はRSIですが、現在でも80手前にあり、しかも前回高値の水準より下がり(黒の矢印)、ややダイバージェンス気味なので、この点にも注意が必要かもしれません。

米3月小売売上高予想 2枚目の画像

(2022年4月14日13:30、1ドル=125円31銭)  

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