日経平均株価のテクニカル
米国における利上げ前倒し思惑とウクライナ情勢の緊迫のダブルパンチで米国主要株価指数は大きく下げた後に現在はやや調整が入っていますが、日本株も同様の動きとなっていることから今後の展開についてテクニカルに考えてみます。
週足チャートをご覧ください。
昨年8月下旬からのトライアングル(三角もちあい)を青のラインで示してありますが、1月17日週の終値で明確に下抜いたことでテクニカルにはかなり地合いが悪くなってきたと言えます。
一昨年こそ大きく上昇したものの昨年はNYダウなど米国株価指数は上昇していた中で、日経平均は31年ぶりの高値をつけたにもかかわらず、こうして振り返ってみると横方向の動きとなっていて上昇モメンタムは失われていたことがわかります。そしてトライアングル下抜けの翌週には昨年安値を終値で下抜ける動きとなってしまいました。
現在はコロナショック後の安値と昨年高値との38.2%押しとなる25280.62をターゲットに何か悪材料があればもう一段の下げにつながりやすい状態です。株の相場格言に「節分天井、彼岸底」というものがありますが、下げている中でのわずかな戻しが天井になるとしたら悩ましいものがあります。
今週は財務官が輸入物価の上昇など円安のデメリットについて言及していましたが、円安でも株が上がりにくい最近の流れも同様の見方をしている投資家がいるということかもしれません。
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.03.29
東京市場のドルは151円台でのこう着、今晩のPCEデフレータで動く可能性も(24/3/29)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、グッドフライデーの祝日で、多くの海外市場が休場となっていることから方向感の乏しい地合いとなった。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.03.29
ドル円 週間通して1円未満の変動、今年最小更新となるか(3/29夕)
東京市場は151円全台前半での揉み合い。本邦当局者からの円安けん制発言など、材料は決して少なくなかったが市場動意は限られた。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.03.29
NZドルWeekly 調整局面は継続、90円割れの攻防を迎える(24/3/29)
NZドルは、政府・日銀による円買い介入への警戒感が高まるなか、目先のサポートラインだった100日移動平均線や、一目均衡表の雲をそれぞれ下回る弱い地合いとなった。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。