ユーロドルじり高後に急落、短期サポート下抜け
7日の東京市場でユーロドルはじり高推移。朝方1.1283レベルで取引が始まったユーロドルは小動きながら日中はじりじりと下値を切り上げ、夕刻発表された10月の独鉱工業生産が予想を大幅に上回ったこともあり、16時台には1.1298の高値をつけています。
しかし欧州勢参入後に急落、一時1.1254の安値をつけた後、約半値を戻し東京時間19:00現在は1.1276レベルで取引されています。
米株先物が上昇しており、ドル買いが強まっていることも要因と思われますが、19:00発表で大幅に悪化した12月の独ZEW景気現状指数(-7.4、事前予想5.7、前回12.5)を事前に見込んだ動きがでたとの見方もあったようです。
一方で、欧州主要株価指数は、オミクロン株感染拡大への楽観的見方の広がりにほぼ全面高となっており、ユーロドルは売買双方の要因があり不安定な値動きです。
昨晩海外市場では、欧州でのコロナ感染拡大懸念や、独製造業受注の不冴えを背景に米国時間にかけ1.1267までユーロドルは下落しましたが、本日はさらに下値を広げた形となりました。
テクニカルにはユーロドルは、先週来短気のサポートとして機能していた転換線、11/24起点のサポートラインを下抜けて、ややユーロ売り地合いが強まっています。今晩この後は22:30に米10月貿易収支の発表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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