豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想
(2021年12月7日火曜日東京時間12時30分公表予定)
明日12月7日火曜日、豪州の政策金利が発表されます。年内は最後で、かつ来年は2月1日(予定)が最初の会合になります。
豪州準備銀行(中銀)政策金利予想(12月6日13時00分現在)
現行のOCRを0.10%で据え置き(エコノミストは全員据え置き予想でレンジなし)
前回11月2日の会合では金利面で全て据え置きとなり、債券購入プログラム(購入額は週40億豪ドル)なども据え置きました。予想外は3年債のイールドカーブコントロールを終了しましたが、相場への影響は軽微でした。
今回のポイントは以下です。
@ 12月1日発表の第1四半期GDPが▼1.9%のマイナスだったものの、予想程(▼2.7%)悪くなかったこと。
A そして10月上旬に終了したロックダウン後の経済回復は予想よりも強い数値が出始めていますが、まだそれが継続するか否か不透明であること。
B しかしながら、コロナウィルス変異種であるオミクロン株の内容がまだ何も解明されず、先々の経済に与える影響が全く不透明であること。
C 今回は全て据え置き予想なるも、テーパリングなどに関する議論が出るか否かを見たい
以上からロックダウン後の景気回復状況を精査したいとの見方が多く、据え置き予想になっています。先々の利上げ予想に関しては、下表見ると前回よりも利上げ開始時期が早まる(2023年第1四半期から)との予想になっています。
また、エコノミストの将来の利上げに関する予想は下記です。
下記は前回(11月)の金融政策記者発表要旨内の一部を抜粋したものです。
.
(中略)
(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。(出所:豪州中銀HP)
相場に関してはシカゴポジション311を御参照願います。予想は無風ですので、テーパリングに関する議論やかなり安くなった豪ドルに対してのコメントがあるか無いかとなります。
尚、次回会合は2022年2月1日(火曜日)に予定されています。
(12月6日15:00、1豪ドル=0.7017米ドル)
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