ユーロドル連日の年初来安値更新、米長期金利高止まりに
12日の東京市場でユーロドルは1.14台前半を続落。朝方1.1447レベルで取引が始まったユーロドルは午前中早々に昨晩海外時間の安値1.1443を下抜け、一時1.1436の安値をつけて本日も年初来安値を更新しました。その後は時間外の米長期金利に上昇一服感もでてじり高に転じ、夕刻欧州勢参入後は1.1456まで買い戻される場面もありました。しかしながら1.14台後半は戻り売り圧力も強く。東京時間19:00現在は再び安値圏の1.1443レベルで取引されています。
昨晩海外市場では米国休場の薄い市場の中で、米欧の金融政策の違いからの金利差拡大観測に、1.15台の重さを嫌気した見切り売りが加わり、ユーロドルは一時1.1443まで売り込まれ、海外時間にも年初来安値を更新しています。
テクニカルにはユーロドルは日足の主要テクニカルポイントを下放れて、ユーロ売り地合いを強めています。週足レベルでは20年3月安値の1.0636から今年1月高値1.2349までの上昇の半値戻し1.1493に達しても下げ止まらず、現状では61.8%戻し1.1290を過熱感なくじりじりと目指す動きとなっています。
今晩は週末でポジション調整の買戻しも予想される状況ですが、祝日明けの米国勢の出方が注目されます。
序盤の欧州主要株価指数はまちまちの動き。今晩この後は24:00に米ミシガン大消費者信頼感指数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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