ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「横方向のもみあいを継続すると考え、7.31レベルをサポートに7.53レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が7.32レベル、高値が7.52レベルと、予想通りの一週間となりました。
先週のランドは中国のエバーグランデ問題が一時期ほどの懸念材料では無いという見方が広がってきたこと、また資源価格の高騰が資源国通貨ランドにとっては好材料という見方となり、底堅い動きを続けていたところに週後半のドル円での円安の動きによってランド円はやや上昇する動きとなりました。
対ドルで見るとドルランドがほぼ横方向の動きとなったことで。ほぼドル円と似た動きの一週間になったと考えられます。今週は南ア国内の経済指標はいくつか出てきますが、流れを変えるようなものはありませんし、エバーグランデ問題は依然として小康状態、またエネルギー価格のコラムで書いた通り、南アは世界第7位の石炭産出国であり石炭価格の高騰は好材料とも言えそうです。
ドル円も引き続き円安地合いとなっていることから、今週も底堅い動きを継続しやすいと見てよさそうです。テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
上に位置しているピンクの太線は6月高値からのレジスタンスラインで、同水準に近づいていく動きが考えられ、下値は先々週の高値圏と考えています。今週のランド円は、緩やかな上昇トレンドを継続すると見て、7.45レベルをサポートに7.65レベルをレジスタンスとする週を見ておくこととします。
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