米6月小売売上高の予想(21/7/16)

日本時間2021年7月16日21時半に発表予定です。

米6月小売売上高の予想(21/7/16)

米6月小売売上高の予想

本日は小売売上高が発表されます。前月5月は予想を下回りましたが、3月が前月比+11.28%と+0.6%上方修正されており、これを差し引くと予想通りになります。下図を見ても3月以降の伸びが急激であり、仮に6月結果が予想通りの▼0.3%であっても悪い数値ではありません。GDPベースでの伸び率でも予想通りなら2Qは前期比+6.1%になります。但し、7月以降の小売が横這いペースになっても決して悪い数値ではありませんが、3Q・GDPの伸びには悪い影響となります。また、除く自動車を見てもプラス予想になっているので、このまま出れば悪くはありません。
もし相場に影響が出るとすれば、下記2つの数値が予想レンジ下限でマイナスになると、市場はFRBがコメントしているインフレ上昇は一時的との見方を裏付け、10年債金利が一段と軟化する可能性があります。この場合はNY株価への影響にも注意したいと思います。

米6月小売売上高の予想

(今回予想2021年7月16日8時30分現在)

実数値ベース

実数値ベース

(青の矢印が今回予想値。赤い線は2020年1月高値を基準、黒い線は上昇トレンドライン)


アトランタ連銀GDPナウは2021年第2四半期で、前期比年率+7.9%(7月9日現在)になっており、7月2日の7.8%よりは小幅上昇しています。今日16日にGDPナウの改定値が発表されます。因みに4月の+14%に近い数値からは一貫して下がっています。

以下は本日発表予定の経済指標です。

実数値ベース 2枚目の画像

(2021年7月16日8時30分現在予想)


下図はドル円の週足チャートです。先週ラインA(=110円75銭)とB(=112円65銭)のドル高トレンドラインを下抜き、短期はドル安リスクが大きくなっています。今週はA以上を回帰できず、このまま陰線で終わるのかを注目しています。
トレンド自体はE(=105円80銭)とF(=103円50銭)の3角保合いを上抜いており、ドル高地合いを維持しています。当面は今日以降、A以上に回帰しないと、ドル高調整入りが続き、まずC(=108円55銭)、D(=107円50銭)が下値ポイントになりそうです。半年間に亘るドル高からどの位の調整になるか、あるいはAを回帰して騙しになるか、今日のNY終値待ちになります。

実数値ベース 3枚目の画像

(2021年7月16日10:10、1ドル=109円88銭)  

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