トルコリラ円ショートコメント(2021年6月21日)

先週のトルコリラ円は、安値が12.55レベル、高値が13.18レベルと年初来安値の水準と同レートへのトルコリラ安となりました。

トルコリラ円ショートコメント(2021年6月21日)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「前週金曜の安値圏となった12.90レベルをサポートに4月29日高値と重なる13.30レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が12.55レベル、高値が13.18レベルと、週初からじり安の展開の中、FOMC後の米金利上昇によるドル買いの動き、そしてトルコ中銀の政策金利現状維持はとくに好材料視されず、年初来安値の水準と同レートへのトルコリラ安となりました。

先週のトルコリラは上述の通りですが、週初はバイデン大統領の首脳会談が期待外れだったことによるトルコリラ売り、FOMC後の全般的なドル買い、トルコ中銀の現状維持はあったものの燻る利下げ思惑といったところがトルコリラ安となり、年初来安値に並んでの週末クローズでした。

当然のように週明けのトルコリラ円は年初来安値を更新する動きとなり、12.46レベルの安値をつけ、その後週末クローズの水準へと戻しています。史上最安値の12.01まではまだ距離はあるものの、ドルトルコリラは金曜に続いて史上最安値を更新する動きとなっていますので、どこかで一段のトルコリラ安のリスクがあるというチャートです。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

以前引いたレジスタンスラインを再度下回り、次のターゲットを探る展開に見えます。ドルトルコリラの動き次第ではあるものの最近の値幅から考えると次のターゲットとして12.20レベル程度の下値トライはありそうです。上値は先週半ばにもみ合った水準がレジスタンスとなりそうです。

今週は引き続き下押しが継続しやすい地合いを考え、12.20レベルをサポートに12.75レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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