ユーロドル小動き、新規材料と連休明けの市場参加者の出方待ち (6/1夕)

1日の東京市場でユーロドルはレンジ取引。

ユーロドル小動き、新規材料と連休明けの市場参加者の出方待ち (6/1夕)

ユーロドル小動き、新規材料と連休明けの市場参加者の出方待ち

1日の東京市場でユーロドルはレンジ取引。朝方1.2227レベルで取引が始まったユーロドルは、日中材料難から方向感なく推移、取引レンジは1.2218-37と限られました。夕刻州勢参入後やや値幅を広げたものの1.22台前半の動きに終始しています。
先ほど発表されたユーロ圏の5月の失業率は8.0%に改善、CPIも前月比では事前予想を上回りましたが、CPIコアの前年比は0.9%と事前予想通りで、ユーロドルへの影響は限定的でした。
東京時間18:30現在は1.2236レベルで取引されています。

昨晩海外市場では米英休場の薄い市場の中で、フィキシングがらみとみられるドル売りが増幅し、深夜にユーロドルは1.22を挟んでのもみ合いから1.2230近辺まで小幅に急伸、そのままの水準でアジア時間につなぎました。 
市場ではコロナ後の世界的景気回復を見据えてのリスク選好の回復から、俄かにドル売りが強まっており、これに連休明けの米英の参加者が追随するかに注目です。

テクニカルにはユーロドルは昨日、本日の上昇で、4月以降の上昇トレンド内に復帰、再び上昇基調を強めています。5/25高値の1.2266が当面のターゲット、その水準を上抜けると再び年初来高値1.2349を目指す動きとなりそうです。一方下方向は、転換線やトレンド下限のある1.22レベル、先週末の急落局面でユーロドルをサポートした21日移動平均線(本日1.2156レベル)のある1.2150付近を当面の下値目途として底堅そう。

序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面高。今晩この後は、22:45に米5月製造業PMI、23:00には米5月ISM製造業景況指数および4月建設支出の発表が予定されています。また複数のFRB関係者が発言予定です。

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