NZ/円、短・中期ともにNZ強気。79.20超えで終えれば一段の上昇へ。
5/5に発表されたNZの1-3月期失業率は4.7%(市場予想4.9%)、雇用者数の増減は前期比+0.6%、前年比では+0.3%(市場予想:0.3%、同▼0.1%)となり、いずれも事前予想よりは高数値となり、雇用市場が堅調であることを示しています。これを受けてNZドルは対ドル、対円でジリ高の展開となり、7日現在も高値圏で推移しています。7日は、米雇用統計の発表待ちで様子見となっていますが、国内経済が好調さを維持していることから、急落にも繋がり難い状態です。
チャートを見ると、日足は3/24に付けた75.63を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しており、この日足の下値抵抗は77円台後半にあります。現状は79.00〜79.20ゾーンにある上値抵抗を上抜けきれていませんが79.20超えで終えれば一段の上昇に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は79.00〜79.20,79.60-70に、下値抵抗は78.60-70,78.00-10,77.70-80にあります。21日、120日、200日移動平均線は、77.93,75.85と73.61に位置しており、全てを上抜け、短・短期トレンドは“NZ強気”の流れを変えていません。
一方直近の週足は、陽線引けとなりましたが、上ヒゲがやや長く、79円台乗せに失敗して押し戻されています。今週はこの上ヒゲ部分の上値抵抗を再度トライする動きが継続中ですが、実体ベースでは上抜けきれておらず、急伸にも繋がっていません。しかし、下値を切り上げる流れに変化なく、週足の形状もしっかりしておりトレンドは強い状態を保っています。79.20超えで越週した場合は高値圏での揉み合いから頭一つ抜け出して、一段の上昇に繋がり易くなります。
逆に週足の下値抵抗が77.70-80にありますが、これを割り込んで終えた場合は、下値リスクがやや高くなります。可能性がまだ低いと見ますが、77円割れで越週した場合は、短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。さらに76円台も維持できずに越週した場合は、昨年3月に付けた59.51を基点とするサポートラインを下抜けて中期トレンドも変化する可能性が点灯します。週足ベースで見た強い上値抵抗は79.10-20、80.00-10に、下値抵抗は77.70-80,77.00-10,76.00-10にあります。31週、62週移動平均線は74.76と71.36に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりありません。
5/6現在、31週移動平均線は74.76に62週線は71.36にあり、中期トレンドは“NZ強気”の流れにある。
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