ユーロドルじり高推移の後、夕刻発表PMI受け上昇 (4/23夕)

23日の東京市場でユーロドルは1.20台を上昇。

ユーロドルじり高推移の後、夕刻発表PMI受け上昇 (4/23夕)

ユーロドルじり高推移の後、夕刻発表PMI受け上昇

23日の東京市場でユーロドルは1.20台を上昇。朝方1.2015レベルで寄り付いたユーロドルは、日中1.2030レベルに向けてじりじりと上昇。夕刻欧州勢参入後、発表された欧州圏のPMIのうち仏、欧州圏のPMIが良好で、ドイツも製造業PMIは事前予想を上回ったことでユーロ買いが加速、
一時1.2062の高値をつけた後、東京時間19:30現在は1.2052レベルで取引されています。

昨晩海外市場では、注目されたECB理事会で、テーパリングが全く議論されていなかったことがその後の総裁記者会見を通じて明らかになり、ユーロは高値1.2069から急落。米株価の下落からのドルの買戻しも加わって、米国時間に一時1.1994の安値をつけました。

テクニカルにはユーロドルは本日も一目均衡表の「雲」の中、夕刻の上昇で90日移動平均線を再び上抜けています。

ユーロの大きなイベントであったECB理事会が終了。早期テーパリング懸念は払しょくされたものの、株価の変調、ビットコインの急落等リスク資産からの資金流出が続いており、更に昨日は米国での富裕層向けキャピタルゲイン増税が追い打ちをかけ、不安定な相場が続きます。
ユーロドルはリスク回避的な動きの中ではドル買いがセオリーですが、このところの欧州圏でのワクチン接種加速や、経済指標の改善に要る「見直し」がどこまでその流れを弱められるか見極めが難しいところです。

序盤の欧州主要株価指数はおおむね軟調に推移。今晩この後は22:45に米4月製造業・サービス業PMI速報、23:00には米3月新築住宅販売の発表が予定されています。

ユーロドルじり高推移の後、夕刻発表PMI受け上昇

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