ユーロドル続伸、一時90日線超え1.20台後半での推移
20日の東京市場でユーロドルは続伸。朝方1.2037レベルで取引が始まった後、昼にかけて1.2072まで上昇その後一旦反落したものの、夕刻欧州勢参入後再びユーロ買い地合いが強まり、一時1.2080まで高値を更新した後、東京時間19:00現在は1.2059レベルで取引されています。
昨晩海外市場では米長期金利の低下、ECB理事会を前にしたポジション調整の動きなどでドル売りユーロ買いが強まり、欧州序盤に節目の1.20を超えて上昇、ストップロスを巻き込んで、1.2048まで上昇し、高値圏で東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは昨晩の上昇で一目均衡表の「雲」の中に突入。さらに本日の上昇で90日線も超えて一時は一目均衡表の「雲」の上限(1.2092)に接近する動きとなりました。すでに2月の高値1.2243からの下落の61.8%戻しを達成済みで、「雲」を突破すると76.4%戻し1.2116を目指す動きとなりそうです。
昨日からのユーロドルの動きは、これまでのように米長期金利や、米株先物の動きに沿ったものでは必ずしもなく、市場間の連関が薄れ、動きが読みにくくなっています。欧州外部の要因での動きというよりは、欧州圏の最近の物価指標をはじめとする経済指標の改善や、やや低かった欧州圏の景気回復への期待の高まり等が背景とみられます。
序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面安。今晩この後重要な経済指標等の発表は予定されていません。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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