ニュージーランド 2021年第1・四半期消費者物価指数の予想(21/4/20)

日本時間2021年4月21日朝7時45分に発表予定です。

ニュージーランド 2021年第1・四半期消費者物価指数の予想(21/4/20)

ニュージーランド 2021年第1・四半期消費者物価指数の予想

明朝にNZの第1四半期消費者物価指数が発表されます。市場の予想は以下となっています。

ニュージーランド 2021年第1・四半期消費者物価指数の予想

(今回発表予想)4月20日10時30分現在

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均

(2020年4Qまで、黒い線の右側は今回‘21年1Qの予想値、赤は0%)

今回発表の2021年1Q・CPIは前期比+08%と前四半期からの上昇予想になっています。コロナ前の昨年1Qと同じ水準まで戻ってくる予想です。もしレンジ上限の数値が出た場合には世界的な金利高傾向を裏付ける数値となりそうです。
しかしながら、下図の年率を見るとまだ中銀のインフレ目標レンジとする1〜3%の下半分での推移です。ただ予想レンジ上限は2.4%もあるので、もしこの数値が出たらサプライズになりそうです。それでもコロナ前の2020年1Qは年率で2.5%でしたので、2%越えが2〜3四半期継続しないと、まだまだインフレ懸念は薄いと思われます。

(2)年率ベースの消費者物価指数と中銀インフレ目標値(1〜3%)

(2)年率ベースの消費者物価指数と中銀インフレ目標値(1〜3%)

図は今回の予想値を加味(黒い線より右が今回予想値、赤い両線は中銀インフレ目標値レンジ)

NZドル米ドルの相場は、昨日のシカゴポジション278内で目先はNZドル堅調で0.7180〜90の抵抗線が上値ポイントとしました。昨日のNY終値は丁度その抵抗線手前で止まりましたが、今日は続伸して上抜けています。越えた場合に0.7300〜10に強い抵抗線が控えているとしましたが、この途中の0.7240、0.7270にも抵抗線が控えています。現在は最初の抵抗線狙いの動きをしています。一方で、下値は0.7180未満の終わると、上げ一服になります。
このままのNZドル堅調地合いで、明朝のCPI年率が予想の上限になると、NZドルが買われ易くなりそうです。
(4月20日13時30分、1NZドル=0.7215米ドル)

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