米3月ISM製造業景況指数の予想(21/4/1)

本日23時、米国3月ISM製造業景況指数が発表されます。

米3月ISM製造業景況指数の予想(21/4/1)

米3月ISM製造業景況指数の予想

(今回発表予想)2021年4月1日9時00分現在予想

米3月ISM製造業景況指数の予想

本日23時、米国3月ISM製造業景況指数(今回予想は下記チャート青色矢印の先端部分)が発表されます。
2月は予想を上回る数値になりました。前回のISMが予想通りの結果(58.6)ならPMI>ISMになるところでしたが、結果は2020年3月以降のISM>PMIを保ち、まだISMは改善傾向を維持出来る流れになっています。下図の黒の縦線で示していますが、ISM>PMIですので傾向として改善方向となります。それに沿って3月ISM予想は61.5まで上がっています。2018年8月に61.3の高値がありましたが、予想通りなら7年間では最大になります。
今日はISMに先行して3月PMI指数の改定値も公表されますが、前回の59.0から59.2と上方修正されています。米国経済には明るい見通しになります。

ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)

ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)

また、米国含めて欧州の3月製造業PMI指数の改定値が発表されます。米国が上方修正予想に対して、欧州は前回と変わらずですが、予想レンジでは下方修正を見ているエコノミストが数名います。景況感格差が出るのか注目されます。

米3月ISM製造業景況指数の予想 2枚目の画像

下図はユーロドルの月足チャートです。昨日3月足ができましたが、丸坊主の陰線になり、今月はユーロの底値模索から始まりそうです。2014年5月高値からの抵抗線A(=1.1420)は既に抜けているので流れはユーロ高ですが、C(=1.2350)の抵抗線に抑え込まれて調整入りになっています。当面は何度か上下の分岐点になっているE(=1.1610)が下値ポイントになっています。もし切れてしまうとA、D(=1.1270)の方向に行き易くなります。もしDも割ってしまうとB(=1.0760)にサポートがあります。この場合はBとCの3角保合いが形成されます。現状はドル全面高でどの辺りの下値トライが出来るのか、あるいはドル高トレンドが暫く継続し、大きな動きになるのかが注目されます。

尚、明日はgood Friday、月曜日はイースターMondayで、欧州とオセアニア市場は4連休になります。米国は金曜日の株式・債券市場は休場です。場合によりISM等が持ち高調整の売り買い材料にされる場合もあります。

米3月ISM製造業景況指数の予想 3枚目の画像

(4月1日11:00、1ユーロ=1.1730ドル)

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