ユーロ圏12月消費者物価指数(HICP)予想

2021年1月7日19時00分に発表予定です。

ユーロ圏12月消費者物価指数(HICP)予想

ユーロ圏12月消費者物価指数(HICP)予想

(2021年1月7日19時00分発表予定)

本日、ユーロ圏の12月消費者物価指数(HICP)速報値が発表されます。同時刻に12月経済信頼感指数、11月小売売上高も発表されます。全般的に低調な予想ですので、予想を下回る数値になると、好調なユーロ高に影響がでる可能性があります。

ユーロ圏HICP

ユーロ圏HICP

2021年1月7日9時現在予想

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)前年同月比ベース推移

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)前年同月比ベース推移

(黒い線より右側は今回の予想値、赤はゼロ、緑はECBインフレ目標値上限2%)

前回11月は全体が予想以下、コアは予想通りになりました。12月予想は前月と横這いになっています。全体は昨年8月以降にマイナスとなってから5ヶ月連続になります。もしこのままいけばコアにも影響が出てきそうです。コア予想のレンジ下限は▼0.3%まで下がっているので、0%に近づく様だと要注意となりそうです。
下表はECB作成の12月時点のGDP・HICP・失業率のシナリオ別予想です。
HICPのベースシナリオでは2020年末が0.2%ですので、今回発表分が相当します。

ECBの12月時経済予想

ECBの12月時経済予想

(出所ECBのHPから)

上表は上段が12月時、下段が9月時予想で、下表は上段部分のみを記載しています。

ECBの12月時経済予想 2枚目の画像

尚、本日発表予定のユーロ圏経済指標です。特に小売売上高の結果は要注意です。

ECBの12月時経済予想 3枚目の画像

2021年1月7日9時現在予想

下図はユーロドルの日足チャートです。12月初旬からのユーロ高トレンドのラインA(=1.2250)と、そこから平行に上げたB(=1.2420)でレンジを形成しています。昨日は日足で何度か止められたC(=1.2310絡み)を完全に上抜けており、AとBのトレンドラインに沿った動きを始めようとしています。
上値にはそこまでの間に、昨日の高値1.2350、1.2380に軽い抵抗線があります。下値はBがポイントですが、切れて終わると、11月初旬スタートのサポートD(=1.2055)方向へのユーロ高調整入りになりそうです。

ECBの12月時経済予想 4枚目の画像

(1月7日10:45 1ユーロ=1.2335ドル)

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