米11月ISM製造業景況指数の予想
(今回発表予想)2020年12月1日10時00分現在予想
本日夜中0時、米国11月ISM製造業景況指数(今回予想は下記チャート青色矢印の先端部分)が発表されます。10月は予想レンジ上限をも超える好数値になりました。11月も前月よりは下がりますが、引き続き好調な予想になっています。
下図は米国のISMとPMI指数ですが、既に11月PMI(オレンジ色)は56.7(予想53.0)と大きく回復しており、両者のパターンからすると今回予想のISMの58は順当に見えます。むしろPMIから判断し、予想レンジ上限の数値がでてもおかしくない感じです。
また第4四半期の数値はここまで第3四半期と比べてやや伸びが鈍化している印象ですが、アトランタ連銀GDPナウは11月25日現在で、前期比11%の大きな伸びになっています。ブルーチップの予想中間値が4%弱ですので大きく乖離していますが、米株が景気回復を先取りしていますので、今後もこれを裏付けてくれるのかを注目したいと思います。
ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)
下図はドル円の週足チャートです。ラインA(=105円30銭)の抵抗線から下したB(=102円30銭)とC(=100円70銭)でドル安トレンドを形成しています。現在は途中のD(=103円20銭)で止められています。従いまして103円20銭〜105円30銭のディセンディングトライアングルを形成していることになります。約1ヶ月前もほぼ同様のチャートを添付し、その時点のDに相当するサポートは104円でしたので、このまま緩やかにドルが下落し1ヶ月後にDが切れるのか、あるいはその前になるか、材料待ちの展開が続いています。もし、Aを上に抜けた場合はE(=108円60銭)に抵抗線があります。
(12月1日13:45、1ドル=104円39銭)
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