米9月小売売上高の予想
本日米国の9月小売売上高が発表されます。GDPの6割以上を占める個人消費であり、第3四半期の締めですので重要と思われます。今日はこの他に鉱工業生産指数含め注目される指標が発表されますが、金曜日なので数値の受け止め方はポジションに影響されそうです。
(今回予想2020年10月16日9時現在)
前回8月の米国小売売上高は全体・除く自動車共に予想を下回りました。今回も小幅ながら、前回並みの数値を予想しています。但し、前回同様に予想レンジ幅を見ると上下に振れているので、大きく振れることも想定しておく必要がありそうです。
下図の実数値ベースではコロナウィルス前の高値であった2020年1月を6月以降越えてきており、このチャートを見る限り小売は堅調に推移しています。
実数ベースでの伸びを見ると、2019年3Qは5227.13億ドル、2020年1Qは5136.12億ドル、同2Qは4769.82億ドル、同3Qは今回の中央値を入れると5379.91億ドルですので、3Qの前期比は+12.8%、前年比は+2.9%になります。また2Qは前期比▼7.14%でした。尚、前月比ベースのチャートはコロナによる影響で見極め難いために割愛していますが、6ヶ月移動平均線は8月0.2%⇒9月1.8%と上向きなっています。
実数値ベース
(青の矢印が今回予想値。赤い線は2020年1月高値)
16日発表のその他米国経済指標(除く:鉱工業生産指数と耐久財受注)
下図はユーロドルの日足チャートです。ラインAは3月底値からのサポートで現在は1.1140にあります。ここはユーロ高維持の重要なサポートです。
さて、8月中旬以降は1.2011の高値を付けてから短期でB(=1.1830)の抵抗線とそこから平行に下したC(=1.1520)でユーロ安トレンドラインを形成しています。今週初まではラインBをトライする動きにいましたが、火曜日にD(=1.1790)のサポートを切れてから現在はCに向かう動きに入っています。この間のE(=1.1610)に横サポートがあり、更にこの手前の1.1700〜10にもサポートがあるので、今日の指標で1.16900を下抜けて終わると、E及びC方向の流れに入り易くなります。
上値はまずDとBの1.1790〜1.1830ゾーンをこなす必要があり、Bを越えて終われば、8月からのユーロ安を脱却できます。
(2020年10月16日10:45、1ユーロ=1.1710ドル)
オーダー/ポジション状況
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