ニュージーランドドル週報(2020年8月第1週)

為替相場は対米ドル、対円で強含みに推移しています。

ニュージーランドドル週報(2020年8月第1週)

NZ/円、短期は“NZ強気”。69.50割れの越週で短期トレンドに変化。

5日に発表されたNZの第2四半期失業率は4.0%(市場予想5.4%)、雇用者数は前期比+1.2%(同▼1.2%)と市場予想を上回る改善を示しています。これを受けて為替相場は対米ドル、対円で強含みに推移しています。米中関係の緊張やアメリカの追加経済対策の合意が遅れていることから、リスク要因を残していますが、追加経済対策についてはトランプ大統領が大統領令を発令する可能性があり、やや楽観的な見方が台頭しています。

チャートを見ると、日足は、3月に付けた59.51を基点として下値を切り上げる流れを維持していますが、6/8に付けた71.67と7/23に付けた71.67を上抜けておらず、新たな強気材料を待っている状態とも見て取れます。日足は下値を切り上げる流れを維持しており、短期トレンドは“NZ強気”の流れにありますが、69.50割れで終えた場合は下値リスクが点灯、69円割れで終えた場合は戻り天井を確認した可能性が高くなり、一段の下落リスクが生じます。逆に71.70超えで終えた場合は来週以降も一段の上昇に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は71.00-10、71.60-70に、下値抵抗は70.00-10、69.50-60、69.00-10にあります。21日移動平均線は70.34にあり若干上抜けていますが、“ダマシ”の範囲内です。しかし、200日線は67.25と68.82にあり、これらを上抜けており短期トレンドは強い状態を維持しています。

一方直近の週足は実体が小さい陰線引けとなり、続伸に繋げられずに終えていますが、下値トライにも失敗しており、上値追いの流れを変えていません。今週は下値トライに失敗した流れを受けて上値余地を探る動きが先行していますが、70.60-70、71.60-70に強い抵抗が控えており、これらを全て上抜けて越週するまでは、下値リスクへの警戒も必要でしょう。今週の週足の上値抵抗は70.60-70、71.60-70、72.50-60に、下値抵抗は69.90-00、69.50-60、69.00-10にあります。69.50割れの越週で下値リスクが点灯、69円割れで越週した場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。31週、62週移動平均線は68.15と68.91にあり、中期トレンドをサポートしています。

NZ/円、短期は“NZ強気”。69.50割れの越週で短期トレンドに変化。

NZドル/円【週足】:(8/6現在31週移動平均線は68.15に62週線は68.91にあり、中期トレンドは“NZやや強気”を維持している。)

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