ユーロドルじり高推移 米長期金利低下に伴いドル売り優勢
〇ユーロドルじり高 一時1.18台乗せ
〇昨晩米指標の改善で一時1.17を割り込むも米長期金利低下で反発
〇テクニカルにはユーロ高地合いを維持
〇休暇シーズン入り、週末米雇用統計待ちでしばらくは大きな動きとなりにくいか
4日の東京市場でユーロドルはじり高推移。朝方は1.1750近辺で取引されましたが、徐々にドル売りが強まり、夕刻米長期金利が低下すると一時1.1806の高値をつけ、東京時間18:30現在は1.1799レベルの高値圏で取引されています。
18:00に発表された欧州圏6月の生産者物価指数は前年比で-3.7%、前回-5.0%から改善、事前予想もやや上回る結果となりました。
昨晩海外時間には米ISM製造業指数が予想を上回る改善を見せたことなどから一時ドル買いが強まり、ユーロドルが1.17を割り込む場面もありましたが、その後は反発してアジア時間につないでいます。先週末にポジション調整でいったん止んだドル売りが再開する可能性は引き続き高く、リスクはユーロドル高方向です。ただ、今年はコロナの感染拡大で通常とはやや異なるとはいえ、休暇シーズンを迎えつつあること、今週は週末に米雇用統計を控えていることで大きな動きにはなりにくい状況です。
テクニカルにはユーロドルは、昨晩の下落で、一時転換線にタッチする動きとなりましたが、直ぐに離脱しており、ユーロ高地合いが継続しています。序盤の欧州主要株価指数はまちまち。本日この後は23:00に6月の米製造業受注、および耐久財受注の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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