ユーロドル 仏独PMI改善で夕刻1.13台乗せ(6/23夕)

23日の東京市場でユーロドルは下落後に反発。

ユーロドル 仏独PMI改善で夕刻1.13台乗せ(6/23夕)

ユーロドル 仏独PMI改善で夕刻1.13台乗せ

〇ユーロドルは1.1233-1.1306の比較的荒い値動き
〇ナバロ大統領補佐官の米中貿易交渉をめぐる「失言」で急落するもその後の釈明で戻す
〇夕刻の仏独欧州圏の6月PMIは大幅改善、ユーロドルは一時1.13台に乗せる
〇今晩このまま株式市場が改善すればユーロ一段高も

23日の東京市場でユーロドルは下落後に反発。
昨晩週明けの海外市場では、ユーロドルは市場のリスク選好の回復に1.12台半ばまで上昇、朝方はそのまま1.1280レベルまで続伸する動きを見せました。しかし、午前中に米ナバロ大統領補佐官の米中関係をめぐるインタビューで「米中貿易合意終了」ととれる失言があり、市場がパニック的なリスクオフになったことを反映して、ユーロドルは1.1233まで急落しました。まもなくナバロ補佐官は前言を撤回し、トランプ大統領も事実を否定したことで急速な巻き戻しが生じ再び1.12台後半へ。夕刻には、発表された6月の仏、独、ユーロ圏のPMI速報がいずれも市場予想を大きく上回り、特にフランスの製造業PMIが前月の40.6から判断の境目の50を超える52.1に改善。これを受けてユーロは一段高となり、一時1.1305の高値をつけ東京時間18:30現在は1.1295-90レベルでの取引です。

テクニカルにはユーロドルは上昇中の21日移動平均線に支えられる形で上昇、本日は1.1286レベルの転換線も上抜ける勢いです。
先週欧州復興基金が物別れに終わったことでややリスク選好が後退した感のあった株式市場がこのまま上昇軌道に戻れば、ユーロドルも上昇基調を回復しそうです。

序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面高。本日この後は22:45に米6月製造業PMI、23:00に米5月新築住宅販売とリッチモンド連銀製造業指数の発表があります。

ユーロドル 仏独PMI改善で夕刻1.13台乗せ

ユーロドル日足

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