ユーロドル続伸 対ドルで1.12台、ユーロ円は122円に到達
〇ユーロドルは連日続伸。本日は対ドルで1.12台対円で122円台に乗せている
〇リスクオンの継続が背景、本日は足元の中国、欧州のサービス業PMIが改善を見せる
〇テクニカルには強いユーロ買い地合い、当面のターゲットはフィボナッチ76.4%戻し1.1292
〇過熱感はないものの株式、ユーロとも一方向の上昇相場となっており反落リスクの意識も必要
〇本日はこの後米指標多く要注意
3日の東京市場でユーロは続伸。昨晩海外時間もリスクオンの流れが続く中でドルが売られ、1.1196までユーロドルは上昇しました。本日午前中は、発表された中国の5月サービス業PMIが予想を大幅に上回り、判断の分かれ目となる50を上回る55となったこと等が追い風となりリスクオンが継続、アジアの主要株価指数が堅調に推移したことで一段のドル安ユーロ高となりました。
ユーロドルは午前中に節目とみられた1.1200を突破、夕刻1.1228の高値をつけたのち東京時間18:30現在も1.1215-20レベルの高値圏で取引されています。また、ユーロの堅調に加えドル円での円安もあり、ユーロ円は122円台に乗せています。
夕刻発表された独仏、ユーロ圏の5月サービス業PMI確報は軒並み速報値を上回り、またユーロ圏の4月失業率は予想外に前月より改善して7.3%となるなど足元の経済指標もユーロをサポート。
テクニカルにはユーロドルは昨日上抜けた3/9高値からの下落の61.8%にあたる1.1167が本日は日中安値となっており、ユーロの強い地合いが継続、ここから先は同76.4%戻し1.1292程度しかレジスタンスが見当たらない状況です。ただ、株式市場を中心にあまり過熱感は感じられないものの、やや一方向の相場展開となっていることから、株もユーロも反落リスクは常に頭の隅に置いておくほうがよさそうです。
序盤の欧州主要株価指数は全面高。本日この後は21:15に米5月ADP全国雇用者数、22:45に米5月サービス業PMI、23:00にはカナダ中銀政策金利発表、米5月ISM非製造業景況指数、および4月製造業新規受注、23:30週間原油在庫統計と、昨日から一転してイベント盛りだくさんです。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.04.19
東京市場のドルは一時153円台入るも瞬間的な動き、中東情勢を見極めるムード強まる恰好に(24/4/19)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、中東情勢緊張化を受けて、一時153円台まで下落する場面も見られたが、売り一巡後は154円30銭台まで値を戻した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.04.19
ドル円 地政学リスク拡大を懸念、為替も波乱含みか(4/19夕)
東京市場は結果「行って来い」。一時ドル安が進行し153円半ば近くまで値を下げるも、その後はドル買戻しが優勢だった。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.04.19
NZドルWeekly 100MAと50MA間でのもみ合い相場となりそうだが、乱高下の可能性も(24/4/19)
NZドルは、第1四半期消費者物価指数(CPI)が前期を上回ったことや、100日移動平均線が下値支持線として意識されたことなどから、91円台でのしっかりと推移となった。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:橋本 光正
2020.06.04
欧州中央銀行(ECB)政策金利発表(20/6/4)
2020年6月4日木曜日:東京時間20時45分公表予定、ラガルド総裁記者会見は21時30分からを予定しています。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。