NZの4月貿易収支結果(2020年5月26日)

NZの4月貿易収支は+12.67億NZドルとなり、予想(+12.7億NZドル)通りになりました。

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NZの4月貿易収支結果(2020年5月26日)

NZの4月貿易収支結果(5月26日公表分)

NZの4月貿易収支結果(5月26日公表分)

NZの4月貿易収支は+12.67億NZドルとなり、予想(+12.7億NZドル)通りになりました。3月分は当初の+6.72億NZドル⇒+7.22億NZドルと上方修正されましたので、この分を加味すると4月は13.17億NZドルとなり、予想より小幅増となっています。また内訳も輸出入共にほぼ予想数値となり、3月より貿易額が減少し、黒字幅が拡大しています。内外需の減少ですので、内容的には芳しいものではありません。また、GDPで見ますと、まだ第2四半期は1ヶ月分のみであまり参考になりませんが、2019年第2四半期が月平均+2.89億NZドルですので4.4倍増、2020年第1四半期は同+2.87億NZドルですので、同じく4.4倍増のプラス要因となっています。
下記チャート(1)を見ると、4月の単月黒字額はここ数年で最大となっています。

NZの4月貿易収支結果(5月26日公表分) 2枚目の画像

(1)NZの貿易収支(青:貿易収支、オレンジは3ヶ月移動平均線、赤はゼロ)

輸出入の内訳は下記チャート(2)になっていますが、4月の輸入は2017年以降で過去最低額になっています。また輸出は木材が総量で53%減となり、中国向けが急減しました。一方で日本向けキーウィが3月から倍増し輸出拡大を牽引しました。

NZの4月貿易収支結果(5月26日公表分) 3枚目の画像

(2)2017年1月から各月の輸出(青)・輸入(オレンジ)
オレンジの横線は2020年4月の輸入、青の横線は同4月輸出に置いています。

NZドル米ドル相場は、貿易収支発表前に0.61米ドル絡みで推移していましたが、結果が予想通りとは言え好数値のためNZドル買いに反応しています。4時間で約30ピップス強の上昇です。シカゴポジション231内で書いた短期のNZドル高トレンドライン0.5935〜0.6210米ドルに沿って上値を目指す流れになっています。
現在は昨年12月末高値0.6755ドルからの抵抗線を上抜けかけていますので、この意味からも上値余地が広がっています。目先は0.6170、0.6200〜10の順に抵抗線が控えています。下値は0.6070米ドルを割ると目先の強さが一度なくなります。
今日はシカゴポジション締日なので、売り上がりかショートカバーかが注目されます。
(5月26日13:00、1NZドル=0.6131米ドル) 

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