オーストラリア 4月失業率結果(20/5/14)

コロナウィルスの影響で、他の先進国同様に数値は大幅悪化となっています。

キーワード:

オーストラリア 4月失業率結果(20/5/14)

オーストラリア 4月失業率結果

オーストラリア 4月失業率結果

4月の豪州就業者数はほぼエコノミスト予想に近い数値、失業率は予想を上回りましたが、失業率に関しては積極的に職探しが出来なかった模様です。
コロナウィルスの影響で、他の先進国同様に数値は大幅悪化となっています。

就業者数

就業者数

4月の就業者数は前月より59万4,300人減で、ほぼ予想(▼57.5万人減)通りになりました。フルタイムとパートタイム間の減少比率は37%対63%で、パートタイム先行で就業者が減っているようです。

失業者の分析

失業者の分析

4月の失業者は104,500人増加しました。内訳はフルタイム希望が115,000人増、パートタイムは10,500人減少になりました。
また、失業率は4月6.2%となり、前月比1.0%の悪化となり、予想よりは良かったものの、労働参加率が2.4%減の63.5%になったことで、豪州統計局は積極的に職を探すことができなかった失業者が多かったとコメントしています。
月間全労働時間は1億6390万時間減少し、16億2580万時間となりました。個人消費には大幅なマイナス要因となります。従来は前月比で100〜1000万時間の増加が主でした。

失業率は下図となり、赤い線(2012年以降の最悪数値)に近づく数値になっています。

失業者の分析 2枚目の画像

豪ドル米ドル相場は、失業率発表前に0.6458米ドル付近で推移していましたが、予想を若干下回る数値に0.6420米ドル付近まで緩み、現在は0.6435米ドル絡みで推移しています。
失業率予想時の週足チャートはそのまま変わらず、目先の豪ドルは弱い状況で、0.6420米ドルのサポートを維持できるか否かがポイントになっています。
オセアニア通貨であるNZドルが、13日の中銀金融政策での追加緩和実施により、重要サポートの0.60米ドルを割りかけているので、この意味からも豪ドルの連れ安には注意が必要かもしれません。
(1豪ドル=0.6435米ドル、2020年5月14日13時30分現在)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る