ドル建て金価格
週半ば以降はやや下げたものの、14日にドル建て金(スポット)は1747.1ドルの高値をつけましたが、これは2012年以来の高値となります。まずは日足チャートをご覧ください。
ドル建て金スポット日足
3月は他市場同様に金価格も大荒れで1700ドル台に乗せた後に1400ドル台半ばまで下げ、そして今週に入り改めて1700ドル台に乗せてきている動きです。テクニカルには3月安値を起点にピンクで示した上昇N波動を継続している可能性が高く、フィボナッチ・エクスパンションでは100%エクスパンション(均衡表のN値と同じ)が1762.2ドルとなっています。
まだ、このターゲットを達成したというには距離がありますので、引き続きこの1762ドルをターゲットとした上げには注意が必要でしょう。
そして、もうひとつ気になるのが、ドル建て金に大きな買いが見られ上昇に転じた時に時間差をもって株安といったリスクオフの動きに繋がることが多い点です。現在の株式市場は既にコロナ後を見ての楽観相場になっていると思いますが、今後続々と出てくる1〜3月期の企業業績を見ても楽観的でいられるのかという点には個人的に疑問を感じざるを得ません。
金がこのまま反落した場合には、そうした心配もいらないかもしれませんが、金価格がテクニカルなターゲットを目指す動きとなった場合、もっとも注意が必要なのは株式市場となりそうです。
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