ユーロ圏3月消費者物価指数予想(20/3/31)

2020年3月31日18時00分発表予定です。

ユーロ圏3月消費者物価指数予想(20/3/31)

ユーロ圏3月消費者物価指数予想

本日、ユーロ圏の3月消費者物価指数(HICP)速報値が発表されます。予想は全体で下がっています。コロナウィルスの影響が出始めた数値になり、予想を下回る数値になると、市場は金融政策への対応を求める可能性がでてきます。
尚、ユーロ圏は3月29日に夏時間に移行しましたので、今日の発表は前回より1時間早まります。

ユーロ圏3月消費者物価指数予想

2020年3月31日10時現在予想


下図はユーロ圏のHICP全体とコアです。ECBのインフレ目標値である2%からは一段と下がっています。物価下落は短期的なコロナウィルスの影響としていますが、収束に長引くようだと、市場はECBに追加の手段を求める動きになりそうです。

ユーロ圏3月消費者物価指数予想 2枚目の画像

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)前年同月比ベース推移
(黒い線より右側は今回の予想値、赤はゼロ、緑はECBインフレ目標値上限2.0%)


下図はユーロドルの週足です。2018年5月高値を頂点にしてラインA(=1.1170)の抵抗線を引き、それを平行に落としてラインB(=1.0620)があります。3月の第1週にラインAを上抜き、2018年2月高値を起点としたラインC(=1.1380)を上ヒゲだけ抜けました。中期ユーロ安相場からの転換かと見られましたが、直ぐにAとBのゾーンに回帰し、Aを上抜けた2週間は実態部分での抜けなしに、現在まで騙しになっています。そして3月中旬には再度ラインBの下限までトライしましたが、跳ね返されて、まだAとBの間にいます。

現状では1.0620〜1.1170のユーロ安トレンドが継続されています。もしラインAを越えられればCの1.1370、ダブルトップの1.1495が2つの抵抗線になります。逆に越えられずに1.0950と1.0910のサポートを切れると再度ラインB方向トライになりそうです。HICPの結果が予想レンジを外れる場合には気を付けます。

尚、今日できる月足ですが、上下に長いヒゲを作る気迷い線になっているので、4月はこの気迷い線の1.0638〜1.1495レンジ内で上下の抵抗線、サポートの強さをトライする形になります。

ユーロ圏3月消費者物価指数予想 3枚目の画像

(3月31日13:10 1ユーロ=1.1024ドル、1ユーロ=119円52銭)

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