ニュージーランド 2月貿易収支予想
明朝25日の水曜日にNZの2月貿易収支が発表されます。
(今回発表予想3月24日14時00分現在)
NZの貿易収支は季節要因(主な要因はキーウィ―輸出)として、例年3〜5月に黒字のピークとなり、7〜10月にかけて赤字拡大傾向となっています。
前回1月は予想よりも赤字幅が減りました。今回2月は2月にしてはかなりの数値で、例年2月(下図〇印)を見ると、2014年の+8.18億NZドルに次ぐ黒字幅になります。GDPベースでの四半期の月平均比較では2019年1Qは月平均▼0.68億NZドル、3Qは同▼12.28億NZドル、4Qは同▼4.29億NZドルとなっており、2020年1Qは今回の予想を加えると、GDPに対して前年比・前期比共にプラス要因となります。
NZの貿易収支推移(青)と3ヶ月移動平均線(オレンジ)
(○印は各年2月、縦の黒い線より右側は今回予想値、赤い線は収支ゼロ)
2月貿易収支の内訳予想は輸出48.3億NZドル(レンジ46.0〜49.0億NZドル、1月は47.3億NZドル)、輸入4.3億NZドル(レンジ42.0〜48.0億NZドル、1月は50.7億NZドル)となっています。輸入の大幅限で黒字見込みとなっています。
下図は輸出入の各月推移です。オレンジ横線は輸入、青横線は輸出で、今回予想を上限にして引いています。〇印は各年2月です。昨年とほぼ同じ水準になっています。
NZドル米ドル相場は日足で3連続陽線になり目先はNZドルが底固くなっていますが、最初の陽線の上ヒゲの高値である0.5882米ドルを越えないと一段高トライに繋がらない形となっています。
もしこの水準を越えて終われれば、0.60米ドルの強い抵抗線を試せる動きになります。一方、下値は0.5730〜40、0.5660〜70米ドルにサポートあり、後者を切れれば再度0.5510米ドルのダブルボトム狙いになります。
(3月24日15:45、1NZドル=0.5811米ドル)
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