豪州中銀金融政策記者発表(2020年3月19日公表済)

豪州中銀は3月の金融政策会合に続き、19日に緊急利下げを公表しました。

豪州中銀金融政策記者発表(2020年3月19日公表済)

豪州中銀金融政策記者発表(2020年3月19日公表済)

豪州中銀は3月の金融政策会合に続き、緊急利下げを公表しました。内容は以下の通りです。

(要旨)

コロナウィルスは何よりもまず公衆衛生問題だが、経済や金融システムに大きな影響を与えてもいる。ウィルス拡散に伴い、世界は国境越えての人々の移動が制限され、国境間・都市間での移動制限含め、社会的に距離を置く措置を実施している。その結果、世界中の経済活動に重大な分断が起きているがその努力によりウィルスを封じ込めて続けているので、暫くの間はこの状況のままだろう。

金融市場のボラティリティは非常に高くなり、株価は大きな下落を経験した。国債イールドは歴史的低水準まで下がった。しかしながら主要な国債市場の機能は損なわれている。それらの重要な役割は金融のベンチマークとして付与された他の市場を混乱させている。調達市場は高格付けの借り手だけに開かれているのみである。

ウィルスに対する主対応は人々の健康を管理することだが、金融・財政政策を含めたその他の政策は、ウィルスから生じた経済や金融混乱を減じていく重要な役割を演じる。

ある時点で、ウィルスは封じ込められ、豪州経済は回復すると思われる。その間、中銀の主務は雇用、収入あるいは企業を支えることで、結果、健康危機が減じられた時に、国は力強い回復を見せるだろう。

昨日の会合で、中銀はこの困難な時に、豪州経済下支えの包括的パッケージについて以下合意した。
1、 キャッシュレート目標を0.25%に下げる。
2、 豪州3年債のイールド目標を約0.25%にする。…これは国債流通市場からの国債購入を通じて達成する
3、 特に中小企業へのクレジットをサポートする。中銀はADIs(公認預金受託機関)に固定0.25%で3年間の調達機能を用意する。
4、 中銀での為替決済バランスに対して10ベーシスの報酬を与える。これは以前取り決めたゼロではないこと。

中銀は豪州金融市場に流動性を備え続ける。これは日々の市場で、1ヶ月物と3ヶ月物レポ市場のオペを実施することで行う。期間は次の通知があるまでとする。加えて、市場状況が保証する限り、6ヶ月満期かそれ以上のより長期のレポを、少なくとも週1回実施する。

(中略)

中銀からの今日の政策パッケージは、オーストラリア政府からの歓迎すべき財政的対応を完全に補完するものである。これらの手段は、この困難な時期を通じて雇用、収入、および企業を支援し、またそれらは豪州経済の回復を支援するだろう。
(以上)

(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。

豪ドル米ドル相場は緊急金融政策発表前に0.5510米ドルの底値付近で推移していましたが、発表後は豪ドルショートカバーに、19日夜中近辺では0.5963米ドルの高値を付けました。元々中国関連通貨であり、コロナウィルスの影響を大きく受けて豪ドル売り一辺倒でしたが、緊急利下げによる当面の豪ドル売り材料出尽くしに反発しています。

下図は豪ドル米ドルの週足チャートです。先週は豪ドル安トレンドラインA(=0.6880)とB(=0.6110)の下限を下抜け、長い下ヒゲ(0.5510〜0.5790ゾーン)作って終わりました。今週はまだ昨日1日ですが、終値が0.5838で、今現在のスポットが0.5912ですので、このままいけば豪ドルは反発の余地を残します。その為には最低でも週末終値で0.58以上が必要になりそうです。それでもラインBを回復しない限りはまだ豪ドル弱い状態が続きます。

豪州中銀金融政策記者発表(2020年3月19日公表済)

(2020年3月24日14時20分、1豪ドル=0.5912米ドル)

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