オーストラリア 1月小売売上高の予想
(3月5日11時00分現在)
明朝9時30分に豪州の1月小売売上高が発表されます。前回12月が予想を大きく下回る▼0.5%でしたので、本来ならその反動も期待できるところですが、予想は±0.0%、予想レンジ下限は▼0.7%まであるので、豪ドル安トレンド下ではレンジ下限に近付いた結果が出れば売りが出易くなりそうです。12月は11月の大幅プラスの反動と山火事の影響でしたが、1月も山火事の影響を受けている模様です。
小売売上高
(2019年12月迄、青:前月比伸び、オレンジ:6ヶ月移動平均、赤:ゼロ、黒い線より右は2020年1月予想値を加味)青の○印は各年1月の数値です。
チャートを見ると、季節要因では例年1月(〇印)は過去2年間は芳しくありません。それ以前はある程度の伸びを示していました。従いまして、季節要因では今回も水面下になってもおかしくありません。
下図は豪ドル米ドルの週足です。昨日の貿易収支予想内の日足レンジは0.6475〜0.6640米ドルの豪ドル安トレンドラインでしたが、今日は予想上回る貿易収支の黒字幅での高値0.6630米ドルまで付けました。それでも日足の豪ドル安レンジは機能しています。
さて、下の週足ではA:0.6660、B:0.6445米ドルですので、若干レンジ幅が大きくなっています。日足でヒゲになっても週足金曜日のNY終値での判定が必要になってきます。
また、移動平均線は赤が38週線(0.6826)、青が62週線(0.6921)となっています。さて、下図に3本の楕円を記していますが、38週線と週足安値との乖離幅を示しています。左から、502ピップス、476ピップス、413ピップスになっています。前週の413ピップスは前2回と比べて下げ幅が60〜90ピップス程度少ないですが、十分に豪ドルは売られ過ぎの時間帯にいましたので、今週は陽線で戻しているのが解ります。ラインCは横の抵抗線で0.6680米ドルに抵抗線があり、明日の金曜日終値でラインAとCを上抜けて終わると、38週線との乖離幅を更に縮める動きになりそうです。逆に越えないとトレンドライン上限に当たったことになり、再度ラインB方向の動きに戻されそうです。
(2020年3月5日14:30、1豪ドル=0.6622米ドル)
豪ドル米ドル週足
オーダー/ポジション状況
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