ユーロドル 米金利低下に高値圏で横ばい推移、株価動向注視
4日の東京市場でユーロドルは1.11台半ばから後半で方向感の定まらない取引。
日中は1.1185を高値に1.11台半ばまでじり安に推移しましたが夕刻には下げ止まり、東京時間19:00現在は1.1156レベルの取引です。
昨晩海外市場ではG7での共同声明への市場の失望と再度の株安、その後のFRBの緊急利下げと米長期金利の一段の低下と各市場ともに大荒れとなりました。
ユーロドルは米金利の低下に反応してのドル売りが優勢となり、FRBが利下げを決めた深夜のタイミングに前後に高値1.1212をつけています。ただ、その後の長期金利の低下には追随せず、また、日中、日経平均、上海総合指数等のアジア株がプラス圏を維持したことで、今晩の欧米株式市場の展開が読みにくくなっており、様子見気分の強い状況です。
テクニカルにはユーロドルは未明の上昇で一時年末年始にもみ合った1.12台前半に達しています。昨年12/31高値1.1239を上抜けた場合にはユーロドルにさらなる上昇余地が広がりそうです。ただ、現状では一旦上抜けた2019年1月からの下落トレンドの中に再び収まってきており、このまま下降トレンドに回帰する可能性も否定しきれない微妙な立ち位置です。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高。米民主党の大統領予備選挙で左派(←訂正×中道左派)のサンダース候補が苦戦を強いられていることが株式市場に好感されている部分もあるようです。
今晩この後は22:15に米2月ADP雇用統計、23:45 米サービス業PMI改定値、24:00 カナダ中銀政策金利発表、米ISM非製造業景況指数、24:30 週間原油在庫統計、28:00にベージュブックと材料も盛りだくさんです。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.04.24
ドル円 155円に急接近、円買い介入の行方は如何に(4/24夕)
東京市場はドルが小幅に続伸。連日の高値更新で、155円まであと数ポイントへと接近する局面も。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.04.24
東京市場のドルは154円90銭台での攻防、高値こう着想定だが一気に156円台まで走る可能性も(23/4/24)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、こう着感の強い地合いながら、一時154円91銭まで買われる場面が見られた。
-
日本円(JPY)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.04.24
日銀会合のポイント:物価見通し引き上げは想定線、植田日銀総裁も口先介入を明確に行うか注目(4/24)
今会合は、3月にマイナス金利の解除を実施してから最初の会合となる。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。