トルコの5月のCPI予想を下回る
本日発表となったトルコの5月の消費者物価指数は前年比で6.58%と前月比(6.57%)ほぼ変わらずで、事前予想(6.70%)を下回りました。また、CPIコア指数も8.77%と予想(9.10%)、前月(9.41%)の双方を下回っています。
尚、一方で同時に発表となった生産者物価指数は前年比で3.25%と事前予想2.57%を大幅に上回りました。
結果を受けトルコリラはいったんは対ドルで2.947まで買われたものの買いは続かず、2.95レベルまで売り戻されています。いずれにせよ大きな動きとはなっていません。
消費者物価は高騰する食料品の上昇分を他のほぼ全品目の価格低下が吸収した形となっています。
トルコは権限を強化しつつあるエルドアン大統領およびその側近から景気浮揚のための利下げ要求圧力が強く、今回のCPIの予想外の低水準を受け、6月21日に予定されている政策決定会合でも中銀の貸出金利の再引き下げ等のアクションが予想されます。
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