ニュージーランドドル週報(2020年2月第3週)

NZ/円、反発余地を探る動き。 中期は“NZ弱気”の流れ。

ニュージーランドドル週報(2020年2月第3週)

NZ/円、反発余地を探る動き。 中期は“NZ弱気”の流れ。

NZの経済指標で特に注目されるものはありませんでしたが、20日に中国人民銀行がCOVID-19の影響で悪化した中小企業の資金繰りを支えるため、政策金利である最優遇貸出金利(ローンプライムレート)の1年物を0.1%下げ4.05%にすると発表、これによりリスク回避的な動きは一服しましたが、米ドルが全面高となる中で、NZドルは対米ドルでじり安、対円では上値余地を探る動きが継続中です。

チャートを見ると、日足は2/3に付けた69.95を直近安値として反転、上昇の流れに乗せています。また、直近の日足(19日の陽線)が、1/16に付けた73.34を直近高値として上値を切り下げる流れから若干上抜けており、日足の形状が改善して来ましたが、70.70以下で終えた場合は“ダマシ”であった可能性が生じます。また、上値トライの流れに乗せた場合でも、週足の形状がまだ弱く、72円台を回復して越週しない限り、短期トレンドは変化しません。日足の上値抵抗は70.80-90、71.30-40に、下値抵抗は70.40-50、70.00-10にあります。21日移動平均線は70.96に位置しており、20日現在これを上抜けきれずに推移しています。しかし、120日、200日線は70.23と70.42に位置しており、強い下値抵抗として働いています。

一方週足を見ると、2週連続陽線引けとなりましたが、3手前の大陰線を上抜けておらず、下値リスクを残した状態です。今週も上値トライの動きが継続しており、前週の上ヒゲ部分をトライ中ですが72円台にしっかり乗せて越週するまでは下値リスクにより警戒が必要です。また、72円台で越週した場合でも、昨年10月に付けた66.94を基点として下値を切り上げて来たサポートラインからも下抜けた位置で推移しており、下値リスクがより高い状態に変わりありません。今週の週足の上値抵抗は71.90-00、72.80-90に、下値抵抗は70.40-50、70.00-10にありますが、69.80以下で越週した場合は68円方向への一段の下落リスクが生じます。31週移動平均線は69.98にあり、強い下値抵抗として働いていますが、62週線は71.90にあり、中期トレンドは“NZ弱気”の流れを変えていません。

NZ/円、反発余地を探る動き。 中期は“NZ弱気”の流れ。

NZドル/円【週足】:(2/19現在31週移動平均線は69.98にあり下値抵抗として働いているが、
62週線は71.90にあり、これを下抜けて下落リスクが点灯中。)

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