オーストラリア 1月雇用統計の予想
(2月19日12時現在)
2月20日、日本時間9時30分に雇用統計が発表されます。
就業者数…前回12月は予想を上回る数値になりました。昨年10月(▼1.90万人)にマイナスに落ち込んだあとは、予想を上回る結果がでています。移動平均線はその10月分がなくなり大きく改善し、昨年前半の2万人台強の平均値まで戻っています。今回1月予想は12月と同じ予想です。前月よりは下がりますが、過去4年間の1月(○印)数値を見ると、概ね1〜3万人で推移しているので、季節要因からみるとレンジ上方に行く可能性を残しています。今回もマイナス予想がありますが、豪ドルが弱い現状では相場にサプライズとなりそうです。
(赤い線はゼロ、○印は各年1月、黒い線より右側は今回予想値)
失業率…12月の結果は5.1%で予想より改善しました。それでも2019年4月以降は5.2〜5.3%で推移しており、今回の5.2%予想も含めて、エコノミストレンジ内の結果になれば、ほぼ想定内になりそうです。
尚、豪州中銀の予想では2020年央から年末にかけて5%方向との予想です。
中央の黒い線は5.6%(急激に改善始めた地点)、赤い線より右側は今回予想値です。
豪ドルと米ドルの相場は、日足を見ると移動平均線の38日(0.6823)と62日線(0.6831)が2日前にデッドクロスしました。これで豪ドル安の流れが再確認されています。サポートAの下抜けが決定打になっています。現在は横サポートBの0.6660〜70に止められていますが、もし切れてしまうと、ラインD(=0.6735)〜E(=0.6635)の新たなトレンドラインに入ります。時間経過で強いサポートとしては0.6520、0.6420にあります。一方でBが下支えされるとラインDとラインC(=0.6770)が目先の戻り上値の目途になります。
(1豪ドル=0.6692米ドル、2月19日15時15分現在)
豪ドル米ドル日足
オーダー/ポジション状況
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