オーストラリア 12月小売売上高結果
12月小売売上高実績 前月比▼0.5%(予想▼0.2%)
12月の小売売上高は予想を大きく下回る▼0.5%で、11月は当初の+0.9%が+1.0%へ上方修正となり、この分を勘案すると▼0.4%の下落になりました。11月はブラックフライデーが販売好調だったことで大きく伸びましたが、12月はその反動と山火事の影響を受けています。この山火事の影響は豪州の首都圏地域を中心に1月も継続していると統計局は分析しています。
チャートをみると、2017年に2回あった急騰と急落と同じパターンとなっています。また黒のラインは0.3%に引いていますが、11月は2019年で初めて移動平均線(オレンジ色)が上回りましたが、12月は再度下方に戻されています。
主なセクター別内容は(前月比ベース)下記となっています。
6業種分類で5業種が前月比マイナスで、各項目全てが11月の逆になり、反動と思われます。
豪ドル対米ドル相場は、この2指標発表前に0.6751〜52米ドル付近でしたが、直ぐに0.6745米ドルまで下げた後に0.6762米ドルまで買い戻され、現在もほぼ同水準で推移しています。数値は悪いなりにも予想レンジ内に収まったので、小幅推移に終始している様です。
相場は昨日の貿易収支内で記載した状況と変わっておらず、上値抵抗線は0.6770、0.6820、0.6840米ドルの順にあり、昨日は最初の抵抗線までトライしています。下値サポートは0.6700、0.6670米ドルにあります。このまま明日の米雇用統計待ちの状況に入っています。尚、ポジション的にはコロナウィルス材料にした豪ドル売りが大きかったことから、豪ドルショートの方がまだ多いと思われます。
(2020年2月6日11:00、1豪ドル=0.6755米ドル)
オーダー/ポジション状況
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