ユーロドル軟調  英EU離脱明け急落のポンドにつれ安(2/3夕)

3日の東京市場でユーロドルは横ばい後軟調。

ユーロドル軟調  英EU離脱明け急落のポンドにつれ安(2/3夕)

ユーロドル軟調  英EU離脱明け急落のポンドにつれ安

3日の東京市場でユーロドルは横ばい後軟調。日中は1.1080台を中心に横ばいが続きました。しかし、夕刻欧州勢参入後にユーロ売りが強まり、一時1.1059の安値をつけた後東京時間19:00現在は1.1072レベルでの取引です。

新型コロナウイルスの感染の拡大で延期されていた上海株式市場が本日再開。株価指数は一時連休前に加え約8.7%下落し、終盤やや買い戻しが入ったものの7.7%マイナスで終了しています。一方で29日に既に再開し、ここまで既に5%超下落していた香港のハンセン指数は本日小幅ながら反発。日経平均は終盤に下げ幅は縮小したものの233円安とアジア株は軟調ながら本日の反応は分かれた形です。

ただ、新型肺炎拡大のユーロドルへの影響は予測しにくく、有事のドル買いで売られる場合や、リスク回避の円買いでのドル売りにつられて買われるケースもあり、結果からも判別は困難。

一方、2/1にEUの離脱が完了して初めての市場営業日を迎えた英国は、一年間の猶予期間のため現在のところはEUとの貿易条件等に大きな変化はありませんが、EUや、フランス等の加盟国からは今後締結される個別の貿易条件は加盟国より不利な条件が当然とする声が大きく、今後の貿易交渉には難航が予想され先行き不透明感が強まっています。

週明けの欧州為替市場は英国ポンドの下げ、英FT株価指数の下落が目立つ状況となっており、ポンドは先週末の終値1.3206から1%以上下げ、安値1.3060をつけています。ユーロもポンドにつれ安となり、先週後半に英中銀が大差で利下げを実施しなかったサプライズからポンドが急騰し、ユーロがつれた動きを巻き戻す形となりました。

テクニカルにはユーロドルは先週末の上昇で一時90日線を回復しましたが、一目均衡表の「雲」下限と21日線に上昇を阻まれた形で反落。現状は再び90日線(1.1081)を下回る水準で取引されており、地合いは弱いままです。
本日この後は同じく週末上抜けて弱いサポートとなっている転換線(1.1051)を下抜けて「いってこい」まで戻せるかに注目です。

序盤の欧州株価指数先物は概ね堅調推移。本日この後は23:45に米1月製造業PMI改定値、24:00に米1月ISM製造業景況指数及び12月建設支出に発表があります。

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ユーロドル日足

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