オーストラリア第3四半期消費者物価指数予想(20/1/28)

日本時間2020年1月29日朝9時30分発表予定です。

オーストラリア第3四半期消費者物価指数予想(20/1/28)

オーストラリア第3四半期消費者物価指数予想

オーストラリア第3四半期消費者物価指数予想

(今回発表予想)1月28日12時現在

明朝、豪州の2019年4Q消費者物価指数が発表されます。前回3Qは前期比・前年比共に予想通りの結果になりました。今回の予想は、四半期比+0.6%・前年比+1.7%となり、まだインフレを心配するほどの数値ではありません。

下図(1)では、2016年以降の移動平均線(オレンジ色)は0.4〜0.6%で横這いを続けています。ただここ3四半期は0.6%に近い数値が続き、移動平均線は上向きを継続しています。

オーストラリア第3四半期消費者物価指数予想 2枚目の画像

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均…赤はゼロで、予想値は黒線より右側。


オーストラリア第3四半期消費者物価指数予想 3枚目の画像

(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較:中銀インフレ目標値(赤)は赤い線(2〜3%)。

年率ベースではここ3四半期で年率+1.6〜1.7%となり、中銀のインフレ目標値下限をまだ下回ってはいますが、デフレを心配するほどの悪い数値でもありません。オレンジ色は中銀のキャッシュレートですが、少し乖離幅が目立つ展開になっています。来週2月4日に2020年最初の金融政策が開催されますが、もし予想数値以上になれば、2月の金融政策は据え置きが妥当と思われます。

昨日は豪ドル/米ドルは中国発のコロナウィルスが世界中に拡散との懸念が広がり、中国との貿易量がかなり占める豪州ドルが売られました。下図日足チャートではAとBで短期豪ドル高を形成していましたが、昨日はBのサポートを下抜けて終わっています。これによりラインCのサポートまで一気に売られました。現在のCは0.6750米ドルにあり、もしこのサポートを割ってしまうと、次のDの0.6710米ドル方向の流れに入ります。なお上値は、Bが0.6830米ドルにあるので、ここを越えて終わらないと、目先の豪ドル安は解消しません。予想数値を大きく下回るようだとCを抜け易くなりそうです。

オーストラリア第3四半期消費者物価指数予想 4枚目の画像

(1月28日14:20、1豪ドル=0.6760米ドル)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る