シカゴポジション(CME)207A
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どのようなポジションに傾いているのかを判断するものです。
主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年11月26日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴの豪ドルポジションはネットショート1,900枚減の45,300枚強になりました。過去2週間で20,500枚弱のネットショートを積み上げた後2,000枚弱のポジション調整に留まっています。内訳はロング8,800枚増、ショート6,900枚増ですので、総枚数は15,700枚も増えており、先週の11,600枚増を加えると2週間で27,300枚増になっています。ブラックフライデー前にポジションを増やしてきているので、ここからクリスマスまで過去のパターンからすると、豪ドルの買戻しがかなり厳しいことになりそうです。また11月26日締日(0.6788米ドル)は前週よりも相場が下がっているので、ポジション増加分は売り下がり、買い下がりになっています。買いは両建てでのリスク減少ですので、売りポジション増が気に掛かります。
下記チャートを見ると、黒い豪ドル安トレンドラインを維持していますが、昨日3日の締日終値が0.6847米ドルですので、締日比較で約60ピップスの豪ドル高になっています。黒の抵抗線が0.6890米ドル付近にあるので、来週10日締日までそこまでの買戻しが出るかウォッチします。尚、実際の相場は4日の小売売上高予想内をご参照願います。
(1豪ドル=0.6836米ドル、12月4日11:30)
シカゴ豪ドルポジションと締日終値のチャート
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。
オーダー/ポジション状況
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