トルコリラ円レポート月曜版(2019年11月18日)

安値が18.78レベル、高値が18.98レベルと、レンジがわずか20銭と予想以上に狭い値幅で横方向の動きを見せた一週間となりました。

トルコリラ円レポート月曜版(2019年11月18日)

トルコリラ円レポート月曜版

まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですが、レンジは広がっても横方向の動きを考え「18.65レベルをサポートに19.10レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは、安値が18.78レベル、高値が18.98レベルと、レンジがわずか20銭と予想以上に狭い値幅で横方向の動きを見せた一週間となりました。

先週のトルコリラ円は、トランプ・エルドアン大統領による首脳会談が13日にホワイトハウスで行われることもあって週前半は様子見となっていましたが、首脳会談の内容は共同声明においてシリア問題、ミサイル問題等、有益な会談を行ったという程度の内容で好材料にも悪材料にもならず、結局週末まで動かないままで終わった週となりました。

またエルドアン大統領は帰国後の16日に社会保障センターのオープニングセレモニーで講演し、その中で中銀の政策金利にも触れ現在の13.5%の金利が更に低下するという趣旨の発言をしました。週末の発言で週明け早朝の動きも気になりましたが、まったく影響はなく更に値幅を狭める動きとなっています。すでにトルコのインフレ率はかなり下がってきていますので、ペースは落ちても現在の水準から更なる利下げが行われてもおかしなことはないというのが市場参加者のコンセンサスになっているかと思います。

今週は材料的にはいくつかの経済指標の発表はありますが、最近のもみあいを変えるような材料とはならないでしょうし、シリア問題をはじめ対外的な面でも状況は落ち着いていますので、いますぐ動きが出てくることもないため、なかなか動きにくいところです。

今週は目立った材料もありませんので、史上最高値を続けるNYダウに対して、トルコの株式市場はどうなのかを見てみることにします。以下のチャートはイスタンブールの主要株価指数であるボルサ・イスタンブール100種の日足チャートです。NYダウと比較するのも酷なので、日経平均株価と比較してみます。上段がボルサ、下段が日経平均となります

トルコリラ円レポート月曜版

ボルサ・イスタンブール100種の日足チャート
(上段がボルサ、下段が日経平均)

こうして見ると、上下の動きがボルサの方が大きいこと、今年前半のトルコリラ安局面では下げていること等、納得できる動きですが、5月の年初来安値以降の動きは上下しながらも上昇していること、また直近では年初来高値を上抜ける動きを見せていることなど、世界的な株価上昇傾向もあるとはいえ、トルコの株式市場の動きを見ていると、最近の利下げの動きなど国内の景気回復を織り込んでいる動きをしていると考えられます。どこの国でも同じですが、為替だけでなく金利(債券)や株式市場も見て判断することは重要です。

いつも通り、4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円レポート月曜版 2枚目の画像

4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)

チャートを見ていると、為替は動いていないことがよくわかります。チャートの左端から見ているだけでも毎週そのレンジを狭めてきていることがわかりますが、株価の上昇とは異なり、トルコリラ円は3週間前に目先の高値をつけているチャートです。ただ、現状は材料的にも株価チャートを見ても積極的に売る材料もありませんので、そうなると先週、先々週とここ2週間のレンジの中で引き続き横方向のもみあいを続けやすいと言えそうです。

今週はもみあいとは言ってもさすがに先週の値幅は狭すぎると思いますので、18.75レベルをサポーとに、19.10レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

FXが初めての方向け特集

円通貨ペア 為替チャート・相場予想

米ドル(USD)

米ドル(USD)相場の焦点
  • ・米景気の先行き見通しと金融政策 ◎
    ・米中貿易戦争をはじめとする米保護主義の拡大懸念◎
    ・トランプ大統領弾劾の可能性 ◎↓
    ・ドル高の人為的是正の有無 ◎↓
    ・アメリカ第一主義、保護貿易政策への転換の経済への影響波及
    ・減税、インフラ投資等の実効性
米ドル/円 通貨ペア 詳細分析

ユーロ(EUR)

ユーロ(EUR)相場の焦点
  • ・英国EU離脱の今後の展開と影響 ○ 
ユーロ/円 通貨ペア 詳細分析

豪ドル(AUD)

豪ドル(AUD)相場の焦点
  • ・米中貿易摩擦による中国の景気減速懸念◎↓
    ・金融緩和打ち止め観測 ○↑
    ・国内ファンダメンタルズの相対的な安定 ○↑
豪ドル/円 通貨ペア 詳細分析

NZドル(NZD)

NZドル(NZD)相場の焦点
  • ・新政権下の中銀の政策スタンス変化の有無 △↓
    ・米中貿易摩擦による中国の景気減速懸念◎↓
    ・国内の住宅価格の高騰とピークアウト ○↓
NZドル/円 通貨ペア 詳細分析

トルコリラ(TRY)

トルコリラ(TRY)相場の焦点
  • ・エルドアン大統領の経済政策、中銀支配への不安◎↓
    ・政情不安、経済政策への不信による海外資金の流出 ○↓
    ・米国との関係悪化一段落◎↑
トルコリラ/円 通貨ペア 詳細分析

南アフリカランド(ZAR)

南アフリカランド(ZAR)相場の焦点
  • ・米中貿易摩擦で中国景気失速懸念◎↓
    ・ムーディーズによるソブリン格付け引き下げ懸念◎↓
    ・資源価格の下げ止まり ○↑
    ・金価格反発  △↑
南アフリカランド/円 通貨ペア 詳細分析

ライブ株価指数

政策金利表

ページトップへ戻る