ユーロドル横這い 英議会でのEU離脱案決着待ち(19/10/18)

18日の東京市場でユーロドルは高値圏での横ばい推移。

ユーロドル横這い 英議会でのEU離脱案決着待ち(19/10/18)

ユーロドル横這い 英議会でのEU離脱案決着待ち

18日の東京市場でユーロドルは高値圏での横ばい推移。東京時間のhigh-lowは1.1115-31の16pips止まりで東京時間18:00現在は1.1130レベルでの取引です。

昨夕、英政府とEUとの間で離脱案が合意されたとの報道にユーロドルは一気に1.1140に上昇。未だ英議会での承認が不透明な状況の割には結構上げた印象です。昨晩は米経済指標が振るわなかったためにその後、ドル円ではリスクオンに対する揺り戻しがあったのに対し、ユーロドルは中盤ユーロ買いがドル売りに代わったためにその後も底堅く推移し、1.11台を維持しながらアジア時間まで横ばいとなりました。

既報の通りEUと英政府の間でまとまった離脱法案では、北アイルランドが一旦はいわばEUの仕組みに取り残される形となるため、これまで与党に閣外協力していた北アイルランドの民主統一党(DUP)が不支持を表明しています。また、労働党のみならず保守党内にも反対に回る動きもあり、19日の議会での可決については悲観的な見方が強まっています。

ジョンソン首相は「合意なき離脱」との二択を盾に超党派での同案の支持を促すつもりと思われますが、否決の場合、再度の離脱延期の可能性も残されているだけに先行き不透明。ふたを開けてみるまではどうなるのか全く分からない現状では為替もポジションを傾けにくい状況です。

テクニカルには昨晩の上昇でユーロドルは当面のレジスタンスと見られていた一目均衡法の「雲」の上に出て、本日1.1123レベルの90日移動平均もかわしており、1.1210にある200日線まで上値余地が拡大した状況。ただ、現在の水準はEU離脱案成立を先取りした感じがしないでもなく、協定案否認の場合の下落リスクのほうがより大きそうです。

序盤の欧州株価指数先物は本日午前の中国のGDP悪化等を受けておおむね軟調に推移。今晩この後は23:00に米景気先行指数の発表、そして24:30からのクラリダFRB副議長をはじめとするFRB関係者の講演が22:00以降に集中します。

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ユーロドル日足

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