ランド円ショートコメント(2019年10月7日)

安値が6.99レベル、高値が7.16レベルと一時的に大台の7.00を割り込む場面は見られたものの、思ったよりは落ち着いて狭い値幅での取引が続きました。

ランド円ショートコメント(2019年10月7日)

ランド円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、下げを継続する流れを考え「大台7.00レベルをサポートに7.25レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは、安値が6.99レベル、高値が7.16レベルと一時的に大台の7.00を割り込む場面は見られたものの、思ったよりは落ち着いて狭い値幅での取引が続きました。

先週のランド円は、月曜に発表された貿易収支が予想を大きく上回る黒字となりましたが、若干買われた程度となりました。そして、その後はドル円や他のクロス円同様に米国の経済指標の弱さが一時的に大台を割り込ませ、週後半の買い戻しも同様の足取りをたどったと言えます。格付け問題は気になりますが11月予定ですし、エスコム問題など南ア経済の問題も今すぐどうなるというものでもありません。今週は南ア最大の貿易国である中国と米国との通商協議が最大の材料という見方でよいでしょう。

ただ、中国側が協議範囲を狭める提案といった報道もありましたし、それに対してトランプ大統領は部分合意は無いと発言していることを考えると、今回の協議も難航が予想され、場合によっては当初考えられていた10月合意という線が無くなるリスクがあります。仮に今回も協議決裂という場合は、金融市場全体にリスクオフとなり、豪州や南アにとっては他国以上に影響が大きくなるでしょうから、連日協議を注意深く見ていく必要があります。

うまく落としどころを見つけ合意ということになれば、いったんは買い材料となるのは確かですが、その場合には南ア国内の経済に視点が移ることとなりますので、上がったところは売りという展開となりそうです。いずれにしても、ランド売りのスタンスが中心とならざるを得ません。

ランド円ショートコメント

テクニカルにいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
3週前の高値からレジスタンスを引き、それに平行な下降チャンネルを想定してみました。また赤のターゲットは8月26日安値と9月高値のフィボナッチ・リトレースメントです。既に61.8%押しは達成していますので、次のターゲットとしては78.6%(61.8%の平方根)押しとなる6.91です。ちょうど今週は下降チャンネルの下側ラインが同水準よりも下へと推移していきます。

いっぽう戻しは先週の高値が目安になってくるでしょう。逆に先週の高値を上抜けるようであれば、下降トレンドもまた否定する動きに繋がり、水色のレジスタンスラインまでの上昇が考えられます。

今週は米中通商協議しだいですが、テクニカルにはやや下押しが続きやすいと考え、6.90レベルをサポートに7.15レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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