日本銀行金融政策決定会合について
(2019年9月18日・19日開催
東京時間19日12時頃に政策金利の公表予定、同15時半から黒田総裁定例記者会見)
エコノミストは全員据え置き予想(9月18日14時現在予想)
短期:日銀当座預金のうち政策金利に▼0.1%のマイナス金利を適用、
但し、予想レンジは▼0.1〜▼0.3%。
長期:10年物国債がゼロ%程度で推移するように調節
資産買入:ETFの保有残高を年間6兆円、J-REATの保有残高を
年間900億円に相当するペースで増加するように買入。
CP等は約2.2兆円、社債等は約3.2兆円の残高を維持。
明日19日の正午頃に日銀は政策金利を公表します。今回も大半のエコノミストが据え置き予想ですが、当座預金の政策金利のレンジが▼0.1〜▼0.3%ですので、一部のエコノミストは追加緩和を予想しています。前回はレンジなしの無風でした。
8月下旬にドル円相場が104円台に突入した際には、一部報道機関で、日銀総裁のマイナス金利深堀の話題がありましたが、それから4円近くの円安となり一安心といった感じです。
マイナス金利深堀による金融機関の収益一段悪化見込みにつながる事態は避けられた形となり、米10年債金利の高騰による日米金利差は拡大しており、追加緩和手段は見合わせできる状況になっています。
現在のドル円は107円70銭〜108円40銭の狭いレンジでかなり収斂しているので、今日のFOMCでどちらかにレンジブレークしそうです。FOMC後に10年債金利の大幅低下につながらない状況になれば、上限をブレークして108円60銭〜80銭ゾーン、109円10銭〜20銭の抵抗線を試し、年内に追加緩和方向を示唆し10年債金利が鈍化してくると、下限割れで107円10銭〜20銭の強いサポートを試す流れになりそうです。
(2019年9月18日15:30、1ドル=108円22銭、1ユーロ=119円72銭)
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