ユーロドル じり安後急反発、好調な8月製造業PMI受け
22日の東京市場でユーロドルは夕刻にかけ1.10台後半をじり安推移。一時1.1076まで弱含む展開となりましたが、8月のフランスの製造業PMIが予想49.5に対し、好悪判断の境目である50をまたいだ51.0と予想外に良い水準で出たことから急反発。その後相次いで発表された、ドイツやユーロ圏の同指数も軒並み事前予想を上回ったことからユーロドルは一時1.1113まで上昇後東京時間17:30現在は1.1100-05レベルでの取引です。
最近毎月のように製造業PMIでの変動がみられるユーロドルですが、本日の動きは最近のレンジ内にとどまり、上値も1.1113と今のところ8/19の高値1.1114にわずかに達せずと、本日のところは膠着の域を出ていません。
テクニカルには21日線が本日1.1139レベルまで低下してきていますが、現状ではそこまでの上昇力はなさそうです。一方サポートは8/16と8/20の安値1.1066、そこを下抜けると年初来安値の1.1027が射程に入ってきます。
序盤の欧州株価指数先物はまちまち。昨日の英ジョンソン首相のメルケル独首相との会談では目立った成果はなくアイルランドの国境問題に関し30日以内に代替案を提出されるよう求められたにとどまりました。ジョンソン首相は本日フランスのマクロン大統領と会談予定ですが、「英国の求める再交渉は選択肢にない」とより強硬な姿勢です。また、首相が辞任したイタリアでは、マッタレッラ大統領が「民主党」と「五つ星運動」の連立の可能性を本日まで調整予定で、いずれも帰趨が注目されます。
本日はこの後20:30に前回7月のECB理事会の議事要旨が公表されます。理事会当日はステートメントに明確に政策金利の「低下」文言が入ってユーロドルはその時の年初来安値を更新する動きとなった後、総裁記者会見では好悪材料入り乱れ、また、複数の委員が9月の利下げを確実視しているとの報道もでて、乱高下した経緯があり、議事要旨の内容にも注目が集まりそうです。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.04.19
東京市場のドルは一時153円台入るも瞬間的な動き、中東情勢を見極めるムード強まる恰好に(24/4/19)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、中東情勢緊張化を受けて、一時153円台まで下落する場面も見られたが、売り一巡後は154円30銭台まで値を戻した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.04.19
ドル円 地政学リスク拡大を懸念、為替も波乱含みか(4/19夕)
東京市場は結果「行って来い」。一時ドル安が進行し153円半ば近くまで値を下げるも、その後はドル買戻しが優勢だった。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.04.19
NZドルWeekly 100MAと50MA間でのもみ合い相場となりそうだが、乱高下の可能性も(24/4/19)
NZドルは、第1四半期消費者物価指数(CPI)が前期を上回ったことや、100日移動平均線が下値支持線として意識されたことなどから、91円台でのしっかりと推移となった。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:橋本 光正
2019.08.23
欧州中央銀行(ECB)金融政策議事録(2019年7月24日・25日開催分)
昨日(22日)、ECB金融政策(7月24日・25日開催分)の議事要旨が公表されました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。