アルゼンチンペソ急落
アルゼンチンでは10月の大統領選を前に今月11日に予備選挙が行われました。その結果、現職大統領が野党候補に予想以上の大敗を喫したことから、アルゼンチンの金融市場はトリプル安となっています。
これは野党候補が大統領となった場合に、同国がデフォルトとなる可能性が高いと見た投資家が一斉にアルゼンチンから逃げたことによるものです。
CDS市場では選挙前後でデフォルト確率が25%も上昇して取引されています。
上記のチャートは、アルゼンチンペソ(対ドル)の週足チャート(四角は1年)です。
今週だけで45.13から61.99まで37%もの急落を演じています。
各金融市場が大きく動いていますが、今週もっとも動いたのはアルゼンチンの、株式、債券、為替であることは間違いないでしょう。しかも10月の本選挙に向けて、まだ不安のほうが多いというのが、他の新興国市場への影響を考えると怖いものがあります。
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