オーストラリア週報(2019年8月第2週)

豪ドル/円、急落。スピード調整の可能性があるが、急反発は難しい状態。

オーストラリア週報(2019年8月第2週)

豪ドル/円、急落。スピード調整の可能性があるが、急反発は難しい状態。

8/6に行われた豪州中銀金融政策決定会合では、市場の予想通り政策金利(キャッシュレート)を1.0%に据え置きました。中銀の議事録要旨も特に変わったところはなく、引き続き雇用市場は堅調で、世界の経済、貿易情勢を注視しながら一段の緩和に踏み切る可能性を示唆しています。この結果を受けた為替市場の反応は鈍く、対円ではドル円が円安に一時戻した流れに連れて72円台半ば超えまで戻しましたが、すぐに反落しています。また、7日のNZ準備銀行の利下げを受けてNZドルが下落、これに連れて豪ドル/円も一時70円台後半まで急落しています。

チャートを見ると、日足は上値を急角度で切り下げる流れを変えておらず、この間に8/1の日足が74円割れを見て、新たな下落トレンドに入っています。直近の日足(8/7)がタクリ足の陰線となり、下値トライに失敗して押し戻されていることや、70.75の長期的に見ても強い下値抵抗ポイントには一旦跳ね返されており、短期的には下値余地もそろそろ限られる可能性があります。しかし、中・長期トレンドが非常に弱い状態にあることから、反発余地がまだ限られ易く74円台を回復して引けない限り、下値リスクを残した状態です。日足の上値抵抗は72.30-40、73.00-10に、下値抵抗は71.00-10、70.60-70にあります。21日、120日、200日移動平均線は74.71、76.93、78.11に位置しており、短・中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れにあります。

一方直近の週足は、安値圏で引ける大陰線が出ており、この足が74円割れを見て新たな下落トレンド入りした形となっています。トレンドが変化して日が浅いことから、一段の下落に注意が必要です。70〜71円ゾーンには長期的に見ても強い下値抵抗ポイントがありますが、70円割れの越月となった場合は68円方向への一段の下落リスクが点灯します。週足の上値抵抗は72.50-60、73.00-10に、下値抵抗は71.00-10、70.10-20にあります。31週、62週移動平均線は77.11と79.11に位置しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに変化が認められません。

豪ドル/円、急落。スピード調整の可能性があるが、急反発は難しい状態。

豪ドル/円【週足】:8/7現在31週移動平均線は77.11に、62週線は79.11にあり、これらを大きく下抜けて、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに入っている)

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