オーストラリア 6月失業率結果
6月の豪州失業率は、就業者数が予想を下回り、失業率は予想通りになりました。
各項目は下記の様になりました。
さて下記の就業者数からみていきましょう。
6月の就業者数は前月より僅か500人増で、予想(0.9万人増)を下回りました。
5月は前回+4.23万人⇒+4.53万人に上方修正されており、この分を加味すると今回は実質+0.35万人となりましたが、まだエコノミスト予想を下回っています。
しかしながら内容的には、フルタイムが+21,100人増、パートタイムが20,600人減なので、給与総額では良くなり、個人消費拡大には好数値となっています。
また失業者の分析は上記のような結果です。
6月の失業者は6,600人増加しました。内訳はフルタイム希望が5,300人減(5月は700人増)となりました。フルタイムの就業者が大幅に増加しているので、失業者がパートタイムに職を求めたものと思われます。失業率は6月も前月に続き5.2%で横這いとなり、これで3ヶ月連続の横這いです。
また労働参加率は前月と同じ66.0%となっています。
上記のチャートは失業率となり、赤い線(5%)を越えたままになっています。
月間全労働時間は10万時間減少(4月は250万時間増)し、17億7390万時間となりました。
また、前回5月の当初総時間は17億7500万時間でしたので、5月分は実質100万時間の減少となり、個人消費にはマイナスの影響となっています。
豪ドル米ドル相場は、発表前に0.7005〜10米ドル付近で推移していましたが、発表後は0.7025米ドル付近まで買われ、現在は0.7030米ドル絡みですので、かなり豪ドルが底固い動きになっています。
就業者数が予想以下でしたが、内容はフルタイムの大幅な伸びに豪ドルが買われています。短期的な豪ドル切り上げは継続しており、このラインは0.6940米ドルにあるので、この前の強いサポート0.7000〜10米ドルを切ると下押し先行になりそうです。現在は0.7050〜60米ドルにある抵抗線を再度トライできる状態にいて、越えれば続伸し豪ドル安トレンドライン上限の0.7095〜0.71米ドル狙いになります。
(1豪ドル=0.7029米ドル、2019年7月18日13時30分現在)
オーダー/ポジション状況
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