ユーロドル横這い 薄い「雲」を突き抜け一時1.1200まで下落
17日の東京市場でユーロドルは1.12台前半での横ばい推移。東京時間15:00ごろまでの取引レンジは1.1207-17と限られましたが、夕刻欧州勢参入とともに上下にやや値幅を広げ、一時1.1200の安値を付けたのち東京時間19:00現在は1.1215-20レベルでの取引です。
昨夕発表されたドイツの7月ZEW景気期待指数が2010年6月以降最低水準を記録したことが引き金となり、昨日のロンドン時間にユーロドルはじりじりと値を下げ、その過程でねじれ直後の薄い一目均衡表の「雲」を下抜けました。
深夜にはフランス中銀においてFRBのパウエル議長から再び7月利下げの意向を示す発言が出ましたが、ユーロドルは反応薄。1.1200を前に一応下げ止まりはしてそのままアジア時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは6/25高値1.1412を頂点としたヘッドアンドショルダーのネックライン(本日1.1196レベル)に接近。この水準から6/18安値1.1181にかけてのサポートを下回ると下げが加速する可能性があります。
序盤の欧州株価指数先物はまちまち。今晩この後は20:00に米MBA住宅ローン申請件数、21:30には住宅着工件数の発表があります。また、本日から明日にかけ、フランスでG7財務相中央銀行総裁会議が開催される予定、更に明日未明3:00には米地区連銀経済報告が公表されます。
ユーロドル日足
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