ユーロドル横ばい後に一段安 夕刻一時1.12割れ (7/9夕)

9日の東京時間にユーロドルは弱含み。

ユーロドル横ばい後に一段安 夕刻一時1.12割れ (7/9夕)

ユーロドル横ばい後に一段安 夕刻一時1.12割れ

9日の東京時間にユーロドルは弱含み。日中は1.1219レベルから徐々に値を下げたものの値幅は1.1205-19と限られました。しかし夕刻欧州勢参入後にユーロ売りが強まり、一時1.1193の安値をつけ、東京時間19:00現在は1.1204レベルでの取引です。

先週の米雇用統計の改善以降、FRBの利下げ姿勢の変化を警戒して主要通貨に対するドルの買戻しが進んでおり、ユーロドルも徐々に値を下げる展開です。
テクニカルにはユーロドルは一目均衡表の「雲」の下限でいったん下げ止まり、本日はここまで高値安値がぴったり「雲」にはまる形となっています。

特段の新規材料もない中で、先行した米国の7月大幅利下げ期待に急速に調整が入る流れが継続、ユーロドルは3営業日続落しています。ただ、水準的には前回6/20未明のFOMC で利下げが示唆されたことにより、米10年債が2.0%を初めて割り込んだあたりの水準までユーロドルは戻してきており、ここから先は下値警戒感も強まってくるものと思われます。

序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面安。本日この後海外時間に大きな経済指標等の発表は予定されていません。パウエルFRB議長が21:45にボストン連銀のコンファレンスにvideoメッセージを送る予定となっていますがテーマは「ストレステスト」であり、金融政策に直接言及する可能性は低いものと思われます。

ユーロドル横ばい後に一段安 夕刻一時1.12割れ

ユーロドル日足

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