ユーロドル海外時間の下落後は横這い推移
2日の東京市場でユーロドルは1.12台後半の最近の安値水準で横這い推移。昼前には一時1.1275と6/21以来の安値をつけましたが、下値追いとはならず、逆に夕刻欧州勢参入後に1.13を回復、東京時間19:00現在は1.1320レベルでの取引です。
昨晩海外市場では、米中首脳会談における協議継続合意に主要通貨に対しドルが買われる動きが強まる中で、不冴えな欧州圏の製造業PMIや好調な米ISM製造業指数がドル買いユーロ売りの動きを増幅。更に今朝方には、米国がEUの民間航空機製造会社に対する補助金を巡り検討中のEUに対する追加課税の規模を拡大するとの報道が追い打ちをかけました。前週末に1.14台を窺う動きとなっていたユーロドルは昨日の東京時間から段階的に下げ、1.1280-90レベルでアジア時間を迎えました。
本日夕刻にはECB政策担当者が7月利下げを急ぐ必要はないとの見方をしているとの報道に急速にユーロが買い戻される場面もあり、なかなか方向感の定まらない状況。
ただ、6月半ば以降、ややユーロが買われすぎていた感はあり、ある程度のユーロ売り調整はやむを得ないところだと思います。
テクニカルにはユーロドルは昨晩の下落でそれまでサポートとなっていた200日線も、その下を上昇中だった21日移動平均線も下抜けて、一目均衡表の雲の上限付近で下げ止まっています。21日移動平均線がらみはユーロドルでは安心感のある水準でもあり、週末に米雇用統計を控え、しばらく1.1270から1.1340あたりのレベルの横這い推移となるシナリオが有力です。
序盤の欧州株価指数先物はまちまち。今晩この後重要な経済指標や要人発言等は予定されていません。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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