ユーロドル上昇止まらず 約3ヶ月ぶりの高値(6/24夕)

週明けの東京市場でユーロドルはじり高推移。

ユーロドル上昇止まらず 約3ヶ月ぶりの高値(6/24夕)

ユーロドル上昇止まらず 約3ヶ月ぶりの高値

週明けの東京市場でユーロドルはじり高推移。東京時間より1.13台後半を1.14方向に徐々に上げる展開となり、夕刻欧州勢参入後に一時1.1395と今年3月21日以来の高値をつけ、東京時間18:30現在も1.1393とユーロ強含みのまま推移しています。
米金利先安感を背景にドルが主要通貨に対して弱含む中、金曜夕刻に発表された独、仏の製造業PMIの数値が予想を上回る一方で、後刻発表となった米国の製造業PMIは事前予想に届かず、ユーロドルは前週末に1.1378まで上昇、1.1369のユーロ高値圏で越週していましたが、週明けもドル売りの流れが継続した形です。

テクニカルにはユーロドルは金曜日の上昇で1.1350近辺を下降中の200日移動平均線を上抜けて、今年1月10日につけた高値1.1570から5月23日の安値1.1107へ下落したレンジの61.8%戻し1.1393近辺でようやく足踏みしている状況です。

今回のユーロドル上昇は予想外に大きなものとなった印象です。既に4営業日続伸していますが未だに底堅く反落の気配はありません。英国のEU離脱問題、イタリアの財政問題等が先行き不透明な中、また、ECBも予防的利下げの可能性を否定しない状況での一方向のドル売りはやや違和感を覚えます。しかし、下降トレンドの上限ラインも、200日移動平均線も躊躇無く上抜けて、週間の調整らしい調整も入らなかったことから、ユーロの買い圧力の強さが感じられます。少なくとも一月以来の中期下降トレンドは解消したと考えざるを得ず、今後ユーロ上昇のトレンドに変化するのか、あるいは中期的な持ち合いに入っていくのか見極めの難しい局面です。

序盤の欧州株価指数先物はユーロ高に軟調推移。先ほど発表された6月の独IFO景況感指数は期待指数がやや悪く、現況指数は事前予想、前月を上回るまちまちな結果。本日この後は21:30にシカゴ連銀全米活動指数の発表があります。

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