A$円短期トレンドに変化(2016年4月28日)

豪ドル/円、短期トレンドに変化。84〜86円のレンジ内に留まれるか。中・長期トレンドは弱気。

A$円短期トレンドに変化(2016年4月28日)

A$円短期トレンドに変化

オーストラリア経済は資源価格の底打ち感によりリスク要因が軽減されたこと、国内経済の基盤がしっかりとしていることを背景に豪ドルの戻り高基調が続いてきましたが、26日に発表された第1四半期の消費者物価指数が前期比で−0.2%、前年比でも+1.3%に留まり、市場予想であった+0.2%、+1.7%を大きく下回りました。これを受けて為替市場では5/3の金融政策決定会合で豪州中銀が利下げに踏み切るのでは、との思惑から豪ドル売りの動きが急速に強まりました。加えて、28日には日本の金融政策決定会合で市場の予想に反して一段の金融緩和措置が決定されなかったことから円買いが急となり、豪ドル/円は27日の86円台前半を高値として28日には82円台半ばまで急落しています。

チャートを見ると、日足は84円台を割り込んだことにより短期トレンドに変化が生じており、84円台半ば超えに値を回復しない限り、豪ドル安/円高の流れとなっています。短期トレンドが変化して間もないことや、中期トレンドも弱い状態にあることから、下値余地が拡がる可能性にも注意する必要があります。また、収縮している21日移動平均線(84.39に位置)、120日(84.88)、200日(85.86)を全て下抜けた状態にあり、来週以降の豪ドル続落の可能性が高く、値ごろ感からの買いは当面は控えた方が良いでしょう。

週足を見ても形状が悪化しており、前週の陽線の値幅を打ち消す陰線引けとなる可能性が高くなっています。現状は82〜84円の揉み合いに留まる可能性を残していますが、82円割れの越週となった場合は80〜82円の新たなレンジ内で上下動を繰り返す展開となることが予想されます。但し、週足ベースで見た強い下値抵が80.00-20にあり、これを割り込んで越週しない限り、81円台以下の売りも慎重に臨む必要があります。31週移動平均線は85.22にあり、これを大きく割り込んで推移しています。また、62週線も88.50にあり中・長期トレンドは豪ドル弱気の流れに変化が認められません。週足ベースで見た強い上値抵抗は83.40-50と84.30-40に、下値抵抗は82.00-10と80.00-20にあります。

              豪ドル/円【週足】

              豪ドル/円【週足】

(4/27現在31週移動平均線は85.22に、また、62週線も88.50にあり、中・長期トレンドは豪ドル弱気の流れ)

オーダー/ポジション状況

関連記事

  • トルコリラ(TRY)の記事

    Edited by:山中 康司

    2021.11.29

    トルコリラ円レポート月曜版(21/11/29)

    先週のトルコリラ円は、安値が8.44レベル、高値が10.37レベルとなり、予想レンジよりも更にトルコリラ安の流れが続きました。

    トルコリラ円レポート月曜版(21/11/29)

  • 南アフリカランド(ZAR)の記事

    Edited by:山中 康司

    2021.11.29

    ランド円ショートコメント(21/11/29)

    先週のランド円は安値が6.89レベル、高値が7.27レベルと、予想以上のランド安の動きとなりました。

    ランド円ショートコメント(21/11/29)

  • 米ドル(USD)の記事

    Edited by:斎藤登美夫

    2021.11.29

    「オミクロン株」に一喜一憂する展開継続か(11/29夕)

    週明け29日の東京市場はドルが弱含み。一時的に買い進まれる局面も観測されたが長くは続かず、その後は売りに押されている。

    「オミクロン株」に一喜一憂する展開継続か(11/29夕)

  • オーストラリアドル(AUD)の記事

    Edited by:橋本 光正

    2016.05.02

    A$シカゴポジション(2016年4月26日現在)

    シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

    A$シカゴポジション(2016年4月26日現在)

  • オーストラリアドル(AUD)の記事

    Edited by:橋本 光正

    2016.04.28

    豪州1QCPI結果(2016年4月28日)

    オーストラリア統計局は4月27日に2016年第1四半期の消費者物価指数を公表しました。

    豪州1QCPI結果(2016年4月28日)

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る